日本製紙は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「平成25年度バイオ燃料製造のための有用要素技術開発事業」に、東京農工大学および千葉大学とともに応募し、全4件のうちの1件として採択された。
日本製紙と東京農工大学、千葉大学の研究テーマは「ゲノム育種及び高効率林業によるバイオマス増産に関する研究開発」。2013年12月から15年3月までを共同研究期間とし、バイオ燃料に適した木質バイオマス原料の収量アップ技術、生産性の高い木質バイオマス評価・選定技術の実用化を目指す。共同研究では、日本製紙グループのブラジル・AMCEL社が育成・保有するユーカリ植林地を利用する。得られた研究成果は、日本製紙の海外植林事業のエネルギー事業に活用するほか、「林業および木質バイオマスを主要原料とする幅広い製造業の強化」にも繋げていく考え。
<委託研究の概要>
〔テーマ〕「ゲノム育種及び高効率林業によるバイオマス増産に関する研究開発」
〔期間〕平成25年度~26年度(2年間)
〔研究受託者〕▽日本製紙▽東京農工大学(農学研究院農業環境工学部門・澁澤栄教授)▽千葉大学(園芸学研究科緑地環境学コース・加藤顕助教)
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/14号」より