トーモクは、大阪工場(大阪府門真市)に次ぐ、関西地区での2つめの生産拠点として、神戸市西区の神戸サイエンスパーク内に新工場を建設する。これにより、関西地区における段ボールの生産、物流能力の逼迫を解消する。投資総額は約150億円、完成予定は2015年3月。神戸サイエンスパークは、研究開発型、先端技術型の工場や研究施設が集まる産業団地で、神戸市が分譲している。
新工場は、需要地に近接した工場配置、労働人口の安定確保、物流の効率化、BCP対策(事業継続計画)などの立地条件を勘案して建設を決定した。人と環境にやさしい最先端の工場をコンセプトに、最新技術・システムを集結し、「清(静)・省・安・美」を具現化していく。また、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Aクラス以上の環境配慮型の段ボール工場を目指す。
<新工場の概要>
〔名称〕トーモク 神戸工場
〔所在地〕兵庫県神戸市西区井吹台東町7-4-1
〔規模〕▽敷地面積:約5万㎡▽延床面積:約3万3,000㎡▽建築面積:約2万4,000㎡
〔投資額〕約150億円。内訳は土地取得40億円、工場建屋48億円、機械設備40億円、来期以降取得予定の機械設備22億円
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/28号」より