日本洋紙板紙卸商業組合(=日紙商)は社会貢献活動の一環として、9月25日(木)から青山学院大学で「寄付講座」を開講する。
寄付講座とは、大学が企業や行政から寄付された資金・人材を活用して講座などを開設するという、教育形態の一つ。日紙商の寄付講座では、紙の歴史や文化、役割、環境問題などをひも解くとともに、紙業界の動向や経営実態について、メーカー・流通・ユーザーの各段階から明らかにする。また、具体的な経営の実務も解説していく。概要は次の通り。
〔科目名〕「紙、その文化とビジネスを考える」
〔内容〕経営者・実務担当者、デザイナーなどを講師に迎え、実践的な講座とする。前半は紙の歴史・文化・環境問題を中心テーマとし、紙の機能・役割・魅力、その付加価値について実例を示しながら講義する。後半は、紙を取り巻く社会・経済環境の変化と紙産業界への影響を踏まえつつ、業界の世界的な動向と各プレイヤーの経営戦略や課題を抽出し、そのソリューションを示しながら、これからの紙産業を総括する。物流センターの視察も行う。
〔担当教員〕青山学院大学経営学部・小野譲司教授
〔対象〕青山学院大学経営学部の3・4年生(後期全15回)
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/5号」より