●江越㈱
和洋紙卸の江越㈱(大阪府東大阪市。代表:清水浩。従業員37名)は8月14日に事業を停止、事後処理を安若多加志弁護士などに一任して自己破産申請の準備に入った。負債総額は約21億8,000万円。
同社は1949年設立、家庭紙を主体に洋紙・板紙・内装紙・特殊紙などを販売していた。2009年4月期には売上高72億3,400万円を計上している。リーマンショック以降家庭紙の不振が続き、また印刷業界を取り巻く環境の悪化などもあって、14年4月期の売上高は56億3,600万円に下落。13年から金融機関に借入金返済条件の変更要請をしていたが、ここにきて倉庫移転に伴う配送業務にトラブルが発生し、業務継続を断念した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/15号」より