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紙の業界ニュース

2015/01/06

=大日本印刷=バイオマスプラスチックを使った断熱紙容器を開発

大日本印刷は、植物由来原料の「バイオマテックPETフィルム」とポリエチレン樹脂を使用した断熱紙容器『HI-CUP-Bio(エイチアイ-カップ-バイオ)』を国内で初めて開発、カップスープや縦型カップ麺向け容器として、12月11日から販売を開始した。
 大日本印刷は、植物由来の原料などによるポリエチレンテレフタレート(PET)を使った『バイオマテックPETフィルム』を、世界に先駆けて2012年から量産開始するなど、環境負荷が低い包装材を多数開発してきた。2013年にはバリア性を高めた透明蒸着フィルム『バイオマテックIB-PETフィルム』を、2014年7月にはバリア性と遮光性に優れたアルミ蒸着フィルム『バイオマテックVM-PET』を製品化し、さらに9月には植物由来のポリエチレンを紙の表裏にラミネートした液体用紙容器『L-Bio』を開発している。
 大日本印刷が1998年に開発した断熱紙容器『HI-CUP』は、紙製の内カップと外装紙の間に断熱効果を生む空気層を形成し、味噌汁やスープ、ラーメン、どんぶり物などの容器として幅広く採用されてきた。『HI-CUP』では内容物の移り香と湿気を防ぐため、紙カップの内面にPETフィルムやナイロンフィルムをポリエチレン樹脂で貼り合わせているが、今回開発した『HI-CUP-Bio』は、PETフィルムやナイロンフィルムの代わりに「バイオマテックPETフィルム」を使用し、ポリエチレン樹脂の代替として植物由来のポリエチレン「バイオマテックPE」を使用。HI-CUPとバイオマテックシリーズのそれぞれの強みを組み合わせた製品となっている。バイオマス度20%のPETフィルムと95%のポリエチレン樹脂を使用することにより、紙製の外装部分を含め、容器全体で95%以上のバイオマス度を達成したことになる。
 大日本印刷は今後、食品・飲料・日用品メーカーに対して容器のバイオマテックシリーズへの切り替えを促していく考えで、同シリーズの普及とともに、『HI-CUP-Bio』や『L-Bio』などにより紙容器のバイオマス化を進めていく。目標売上げとしては、バイオマテックシリーズを利用した包装材で2017年度累計150億円を目指す。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/5号」より
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