特種東海製紙では、島田工場で12月31日午前5時53分頃、チップサイロより出火し火災が発生、同設備および周辺設備と格納原料(チップ)を全焼した。火災は1月3日午後5時32分に鎮圧、5日15時に完全鎮火した。出火原因は現在調査中だが、同社が2日に開いた記者会見では、「12月30日の溶接工事で火花が機械のカバーに引火し、チップに燃え移った可能性が高い」としている。
人的被害はなく、物的被害としては、絶乾約4,300tのチップ(簿価約8,000万円)と、チップサイロなど(取得価額約35億円、簿価約5億円)が焼失した模様。生産への影響など、被害の全容は現在調査中。なお操業再開については、4日から順次、準備を進めている。
同社では、完全鎮火までに長時間を要し大量の煙が発生したことなどを謝罪するとともに、次記の相談窓口を設けて周辺住民からの意見・相談を受け付けている。
<火災相談窓口>
◎島田工場管理部電0547-36-5152(平日9:00~17:00)
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/26号」より