王子ホールディングスはこのほど、「苫小牧市白鳥アリーナ」のネーミングライツ(命名権)を取得した。
「苫小牧市白鳥アリーナ」は、同社アイスホッケーチーム「王子イーグルス」の本拠地であり、また本格的なアイスホッケー施設として、アジアリーグ・アイスホッケーの試合をはじめ、多くのアイスホッケー大会に使用されている。
王子グループと苫小牧市の関係は深く、市内には2つの主要工場がある。特に王子製紙苫小牧工場は、世界最大級の新聞用紙生産工場として100年以上にわたり操業を続けており、また王子ネピア苫小牧工場(苫小牧市勇払)は、古紙を原料とした再生紙トイレットペーパーをはじめティシュやキッチンタオルなどを製造、北海道を中心に東日本の市場を支えている。
1926年に発足した同社のアイスホッケーチームは、全日本選手権優勝35回、アジアリーグ優勝2回(前身の日本リーグでは同13回)という輝かしい記録を持ち、日本のアイスホッケー界を牽引してきた。
同社はネーミングライツ取得に当たり、「アイスホッケーを通じて地域の方々の健康増進、生涯スポーツとしての指導や支援などに努めていく」と述べている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/12号」より