印刷博物館は、ユニバーサルデザイン（UD）にスポットを当てた展示会「みんなうれしいカタチ展　日本発ユニバーサルデザイン2015」を、館内のP&Pギャラリーで開催中。

　ユニバーサルデザインが日本に紹介されて約15年。当初は障がい者のためのデザイン製品と誤解されたが、本来はハンディキャップなどに関わりなく、さまざまな人が生活の中で楽しく使いこなせるデザイン製品を指すもの。

　本展では、超高齢・少子化社会の到来を踏まえ、国際化やバリアフリー化、大規模災害への備えなどに直面する中で、UDの視点と開発手法に改めて注目。近未来の日本社会が抱えるかもしれない課題を解決する一手法として、UDの基本的知識や、これまでに開発された製品を紹介する。

　会期は5月24日（日）まで。P&Pギャラリーは入場無料。開館時間は10～18時、休館日は毎週月曜日。ただし5月4日は開館、7日は休館。問い合わせは同館学芸企画室、電03－5840－2301。

http://www.printing-museum.org/

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future4／6号」より