日本製紙はこのほど、同社グループの日本紙通商傘下にある『NP Trading Singapore』(エヌピー・トレーディング・シンガポール)を、『NP INTERNATIONAL』(エヌピー・インターナショナル)に商号変更のうえ全株式を取得、直営化した。 日本製紙は2015年度からスタートした第5次中期経営計画において、グローバル販売体制の強化を主要施策の一つに掲げている。エヌピー・インターナショナルの立ち上げはそれに基づくもので、これにより東南アジアから中近東諸国におけるマーケティング機能を強化する。また、メーカー直営の販売会社とすることで情報伝達の短縮化と市場ニーズへの迅速な対応を実現し、日本製紙グループのグローバル販売を強化する。
エヌピー・インターナショナルは東南アジア地区販売事業の本社機能を持ち、将来的には同エリアにおける日本製紙グループの販売子会社を統括する予定。
<新会社の概要(予定)>
〔商号〕NP INTERNATIONAL(S)PTE. LTD.
〔事業〕紙・板紙およびグループ製品の販売、地域内グループ販社統括
〔代表者〕沼田健一(日本製紙国際販売統括部長)
〔資本金〕25万シンガポール㌦(日本製紙100%出資)
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/24号」より