日本通信販売協会(JADMA、佐々木迅会長)はこのほど、今年4月から施行された機能性表示食品制度を解説する『機能性表示食品GUIDEBOOK』を刊行、7月27日から販売を開始した。価格は1冊1,000円(消費税別)。
これまで食品に含まれる機能性を表示できた食品は、国が審査を行って個別に消費者庁長官が機能性表示を許可した特定保健用食品(トクホ)と、国の規格基準に適合していれば届出をせずとも規定の表現で機能性表示ができる栄養機能食品に限られていた。
そこに機能性表示食品が今春から加わり、保健機能食品はこれで特定保健用食品、栄養機能食品との三本立てとなった。機能性表示食品の主な特徴は、事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能性を表示していること。事業者は、安全性や機能性の根拠に関する情報を消費者庁長官に届ける必要があるが、特定保健用食品のように同庁長官から個別に許可を受ける必要はない。通販業界はこの範疇に係わる商品の取扱いが多いだけに、JADMAも関係官庁の協議に早期から加わり、業界の要望を伝えてきた。
A4判オールカラー、118頁。購入の申込みはJADMA事務局(電03-5651-1155)まで。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/7号」より