東京・王子の紙の博物館は9月12日~2016年2月28日の約半年間、企画展「紙で旅するニッポン~北海道・東北編~」を開催している。
紙の博物館は2014年から、日本各地の製紙業(和紙・洋紙)の歴史や現状、特色、製品・工芸品などを紹介するシリーズ展「紙で旅するニッポン」を開催しており、今回の北海道・東北編は、関東・甲信編に続く第二弾。明治30年代から大型の製紙工場が設立され、日本の洋紙業界の重要拠点となった北海道の製紙業と、伝統的な技術を守り続けている和紙産地や震災を乗り越えて出版業界を支え続ける東北の洋紙業を紹介する。
王子製紙苫小牧工場で使用されていたポケット・グラインダー(東京石川島造船所1917年製)、勇壮な武者絵と骨にヒバ材を使用するのが特徴の津軽凧(青森県弘前、1985年)。
また関連イベントとして、次のようなイベントも開催される。詳細は次記webサイトを参照。
http://www.papermuseum.jp/event/
◎小川和紙手漉き実演会…▽11/3(祝)13:30~15:30 ▽実演:谷野裕子(埼玉伝統工芸士) ▽無料(入館料別)▽定員なし(随時見学可)
◎ミュージアムトーク…▽12/5(土)、1/30(土)14:30~15:00 ▽無料(入館料別) ▽先着20名(当日直接会場へ)
《その他のイベント》
◆かみはく友の会講演会「お札のはなし」…▽11/23(祝)13:30~15:00▽講師:木村実(東京大学特任教授)▽無料(入館料別) ▽定員50名(一般参加可) ▽申込:往復はがき(10/30締切)
<紙の博物館>
▽東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内) ▽10:00~17:00(入館は16:30まで) ▽休館:月曜(祝日開館)、祝日直後の平日、年末年始 ▽入館料:大人300円、小中高生100円(団体割引あり)▽http://www.papermuseum.jp/
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/19号」より