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紙の業界ニュース

2015/11/26

決 算

=紙パの第2四半期①=
 紙パ関連企業の第2四半期(2015年4~9月)決算の発表が始まった。今号では紙加工企業を中心に紹介し、以降、発表のあった企業から順次掲載していく。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
●レンゴー
〔第2四半期〕
 売上高 265,844 (+1.8%)
 営業益 5,834 (+80.8%)
 経常益 6,389 (+86.1%)
 当期益 3,504 (+75.1%)
〔通期予想〕
 売上高 536,000 (+2.6%)
 営業益 14,000 (+151.5%)
 経常益 14,500 (+103.1%)
 当期益 8,500 (+48.7%)
○板紙・紙加工関連事業…段ボール製品の販売量が減少したが、製品価格改定やエネルギー価格の低下により、売上高は前年同期比+0.5%、営業利益は同+24.5%の増収増益となった。
○軟包装関連事業…製品価格の改定やコスト改善により、売上高は前年同期比+3.3%、営業利益は同+164.5%の大幅増益。
○重包装関連事業…除染用コンテナバッグの需要が減少したものの、原料価格の低下などから減収増益となり、売上高は前年同期比△1.0%、営業利益は同+63.6%。
○海外関連事業…軟包装事業の堅調などにより売上高は前年同期比+22.7%の増収、営業損失も減少した。
 通期予想については、5月に公表した前回予想を売上高および利益の全段階で下方修正している。修正内訳(単位100万円)は、売上高△6,000、営業益△2,000、経常益△2,500、当期益△1,500。2Qは、増益だったものの主原料である段ボール古紙価格が想定以上の高水準で推移したことに加え、需要の多様化や天候不順などの影響により、販売量が当初の計画を下回った。こうした状況を踏まえ、通期予想を下方修正したもの。
●トーモク
〔第2四半期〕
 売上高 68,663 (+0.3%)
 営業益 △50 〈前期△294〉
 経常益 367 (約41倍)
 当期益 △3 〈前期△277〉
〔通期予想〕
 売上高 155,000 (+4.3%)
 営業益 5,800 (+46.0%)
 経常益 6,000 (+40.9%)
 当期益 3,000 (+185.6%)
○段ボール…生産量は、神戸工場の稼働や前年に雪災を受けた館林工場の復旧もあり前年同期を大きく上回った。売上高は、製品価格軟調などの影響があったが、販売量が伸長し前年同期比+7.6%。営業利益は新工場稼働に伴う減価償却費の増加などにより同△0.4%。
○住宅…売上高は前々期からの期ズレ棟数もなくなり、販売棟数が減少して前年同期比△17.9%。営業損益は、売上げが下半期に集中し上半期はコストが先行するという住宅事業の特性から損失計上となった。
○運輸倉庫…トーウンサービスが3月の神戸工場の稼働に伴い神戸営業所を開設したほか、夏場の猛暑で飲料部門を中心に取扱量が増加したため、売上高は前年同期比+0.2%、営業利益は同+34.2%。
●スーパーバッグ
〔第2四半期〕
 売上高 16,873 (+1.0%)
 営業益 △133 〈前期△305〉
 経常益 △117 〈前期△332〉
 当期益 △135 〈前期△103〉
〔通期予想〕
 売上高 36,500 (+3.3%)
 営業益 330 〈前期△18〉
 経常益 330 〈前期5〉
 当期益 200 (+78.6%)
○紙製品事業…主力の角底袋や手提袋の販売量の増加などにより増収となった。しかし、原材料価格の上昇や輸入品の仕入価格上昇に見合った売価修正ができず、また生産効率向上や経費削減で粗利益は増加したものの、販売管理費も増加したため営業利益は減益。
○化成品事業…主力のレジ袋の販売増などにより増収、営業利益も原材料価格と仕入価格の低下により、前年同期の損失計上から黒字転換した。
 通期予想については、2Qの業績が当初計画を下回ったことを踏まえ、5月に公表した前回予想のうち売上高を下方修正した(37,000→36,500)。
●大石産業
〔第2四半期〕
 売上高 8,941 (+2.0%)
 営業益 440 (+117.2%)
 経常益 540 (+63.2%)
 当期益 491 (+125.5%)
〔通期予想〕
 売上高 18,500 (+3.6%)
 営業益 800 (+39.3%)
 経常益 1,000 (+25.3%)
 当期益 820 (+62.3%)
 国内景気が緩やかな回復基調で推移する一方、中国経済をはじめとした海外景気の下振れ懸念もある中、提案営業による顧客満足度向上を徹底的に追求するとともに、全社をあげてイノベーション活動に取り組んだ結果、増収増益となった。
●ニッポン高度紙工業
〔第2四半期〕
 売上高 5,912 (△12.0%)
 営業益 127 (△74.4%)
 経常益 255 (△54.7%)
 当期益 232 (△41.1%)
〔通期予想〕
 売上高 12,000 (△7.2%)
 営業益 200 (△63.5%)
 経常益 370 (△51.1%)
 当期益 290 (△34.6%)
 主力製品のコンデンサ用セパレータは車載向けが安定して推移したものの、産業機器向けが落ち込みつつあるほか、エアコンなど白物家電向けが低調に推移したため、売上高は前年同期比△8.5%。また電池用セパレータも、競争が激しくなっているリチウムイオン電池用セパレータが低調に推移したため、売上高は同△25.8%。こうした売上減少に伴う稼働率低下や、円安などによる原材料価格の上昇を受けて売上原価率が上昇し、利益は大幅減益となった。
 通期予想については、5月に公表した前回予想を売上高および利益の全段階で下方修正した。修正内訳(単位100万円)は、売上高△1,400、営業益△460、経常益△280、当期益△160。中国景気の先行き不透明感などにより、コンデンサ用セパレータの需要が鈍化し、また電池用セパレータも当初予想を下回る見込み。
●ハビックス
〔第2四半期〕
 売上高 5,846 (+12.8%)
 営業益 264 (+75.0%)
 経常益 266 (+69.4%)
 当期益 197 (+109.7%)
〔通期予想〕
 売上高 12,100 (+11.5%)
 営業益 607 (+32.9%)
 経常益 582 (+13.0%)
 当期益 365 (+29.5%)
 市場の成長が見込まれる衛生材料分野を中心に販売・生産体制を強化しつつ、販売価格の修正を浸透させ、コスト削減に努めた。
○不織布関連事業…売上高は前年同期比+11.6%、セグメント利益は同+5.5%。パルプ不織布原反はドリップ吸収シート向けや生理用品向けの堅調により増収、パルプ不織布加工品は売価修正を進めたものの販売量の減少により横ばい、化合繊不織布は紙おむつ・生理用品向けの販売が伸長したため増収となった。
○紙関連事業…売上高は前年同期比+14.5%、セグメント利益は同+92.0%。衛生用紙は紙おむつ向けの好調や、トイレクリーナー向けを拡販したことにより売上高が増加、また販売価格の修正が徐々に進み、燃料費が減少したため利益も増益となった。
●中央紙器工業
〔第2四半期〕
 売上高 5,777 (△3.0%)
 営業益 450 (△12.6%)
 経常益 481 (△11.8%)
 当期益 310 (△9.6%)
〔通期予想〕
 売上高 11,800 (△3.9%)
 営業益 950 (△2.9%)
 経常益 1,000 (△3.0%)
 当期益 580 (△8.0%)
 新規顧客の獲得および既存ユーザーへの拡販に取り組んだほか、生産リードタイム短縮をはじめとする生産工程改善や輸送効率向上に努め、また商品開発にも注力している。しかし、主要販売先である自動車・電気機械関連の売上減、また、中国では取引先の生産拠点移管の影響があり、減収減益となった。セグメント別の業績は、「日本」は売上高が前年同期比△5.6%、セグメント利益が同△8.5%。「中国」は、円安による押し上げ効果もあり売上高は同+9.4%の増収となったものの、セグメント損益は損失計上となった。
 通期予想は、5月に公表した前回予想を売上高および利益の全段階で下方修正した。修正内訳(単位100万円)は、売上高△900、営業益△150、経常益△150、当期益△170。主要販売先で輸出向け製品の減少や荷動き低下があり、今後も引き続き厳しい状況が予想されるため、下方修正したもの。
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/23号」より
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