1枚から紙を買えるネット通販 紙販売のPapermall(ペーパーモール)

  • 新規会員登録
  • ログイン
  • マイページ
  • カートを見る
商品検索

紙の業界ニュース

2016/02/24

決 算

=紙パの第3四半期①=
 紙パ関連企業の第3四半期(2015年4~12月)決算の発表が、次の通り始まった。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
●王子ホールディングス
〔第3四半期〕
 売上高 1,071,212 (+8.8%)
 営業益 49,651 (+55.1%)
 経常益 48,710 (+41.0%)
 当期益 29,481 (+60.8%)
〔通期予想〕
 売上高 1,530,000 (+13.6%)
 営業益 70,000 (+49.9%)
 経常益 65,000 (+22.7%)
 当期益 25,000 (+44.1%)
○生活産業資材…売上高は前年同期比+7.9%。段ボール原紙販売は、輸出が増加したが国内は低調で全体では減少。段ボールは飲料・青果物関係などが堅調だったため増加。家庭紙関連もティシュ、トイレットペーパー、紙おむつ、いずれも増加。海外事業も堅調で、また前年3Qに連結子会社化したOji Fibre Solutions (NZ) Ltd.が増収に寄与した。
○機能材…売上高は前年同期比△3.8%。特殊紙は国内販売が減少したが輸出は増加。感熱紙の国内販売は堅調だった。
○資源環境ビジネス…売上高は前年同期比+35.9%。1Qから宮崎県日南市で売電がスタートし、北海道ニセコ町では水力発電所のリフレッシュ工事完了により売電が増加。海外事業は、江蘇王子製紙でパルプ製造設備が営業運転を開始したことと、前述のOji Fibre Solutions (NZ) Ltd.の寄与により大幅増。
○印刷情報メディア…売上高は前年同期比+0.7%。新聞用紙は減少。印刷・情報用紙は販売量が減少したが、売上高は価格修正効果でほぼ前年並みとなった。
 通期予想については、当期純利益を前回予想の340億円から250億円に下方修正した。中国の江蘇王子製紙で約551億円の減損損失が見込まれる一方、投資有価証券売却益156億円と退職給付信託設定益約160億円を計上することなどを踏まえたもの。
 中国では、高度成長を前提に各社が相次いで生産設備投資を行ったことにより供給過剰に陥り、経済の減速や需要構造変化による消費停滞と相まって市況が低迷、江蘇王子の印刷情報メディア事業は厳しい状況にある。王子製紙はこれを受けて、同事業用資産を再評価し前記損失を試算した。同社調べによれば、中国における2016年1Qの紙市況指数は、10年を100とした場合、上質紙が約80、A2コートは70を下回る水準になっている。
●レンゴー
〔第3四半期〕
 売上高 405,338 (+1.9%)
 営業益 12,192 (+87.7%)
 経常益 13,232 (+74.8%)
 当期益 6,891 (+66.2%)
〔通期予想〕
 売上高 536,000 (+2.6%)
 営業益 14,000 (+151.5%)
 経常益 14,500 (+103.1%)
 当期益 8,500 (+48.7%)
○板紙・紙加工関連事業…段ボール製品の販売量は減少したが、製品価格改定やエネルギー価格の低下により、売上高は前年同期比+1.5%、営業利益は同+45.4%の増収増益となった。
○軟包装関連事業…製品価格の改定やコスト改善により、売上高は前年同期比+3.3%、営業利益は同+108.5%の大幅増益。
○重包装関連事業…売上高は前年並み(前年同期比+0.1%)だったが、原料価格の低下により営業利益は同+137.3%。
○海外関連事業…軟包装事業の堅調などにより、売上高は前年同期比+5.8%となり、営業利益は赤字から黒字に転換した。
 通期予想は、昨年11月に公表した前回予想から変更なし。
●三菱製紙
〔第3四半期〕
 売上高 161,722 (+1.7%)
 営業益 1,935 〈△113〉
 経常益 1,071 〈△232〉
 当期益 977 〈△2,107〉
〔通期予想〕
 売上高 223,000 (+3.7%)
 営業益 3,500 (+237.0%)
 経常益 1,500 (約11.1倍)
 当期益 2,000 〈△4,272〉
 円安による原材料価格高騰などの減益要因はあったものの、洋紙価格の修正、イメージング事業の損益改善、機能材の拡販、希望退職によるコストダウン効果などの増益要因により、利益が全段階で黒字転換した。
○紙・パルプ事業…売上高は前年同期比△0.3%、営業損失は△9億3,000万円(前年同期は△15億8,800万円)。PPC用紙など情報用紙を中心に販売量が増加、輸出も印刷用紙、産業用IJ用紙の拡販に取り組んだ結果、洋紙全体で販売量が増加した。ただし販売金額は、価格修正効果があったものの、連結会社間の商流変更により減少した。
○イメージング事業…売上高は前年同期比△3.3%、営業利益は同+135.2%。国内は写真感光材料や印刷製版材料を中心に堅調に推移。海外は写真感光材料が競争激化の影響を受けたが、業務用途のインクジェット用紙などが伸長した。
○機能材事業…売上高は前年同期比+1.5%、営業利益は+65.7%。
 通期予想は、昨年10月に公表した前回予想から変更なし。
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/22号」より
おすすめ

「紙」をお探しの際には、ぜひPapermallをご活用ください。

法人の方へ 素材のご相談
紙や機能紙、その他素材でお悩みの方は是非一度ご相談ください!
インクジェットロール
ペーパーモールでは様々な素材のインクジェットロールをご用意しています。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。