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紙の業界ニュース

2016/03/15

決 算

=紙パの第3四半期③=
 前号に続き、紙パ関連企業の第3四半期(2015年4~12月)決算を紹介する。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
●リンテック
〔第3四半期〕
 売上高 159,544 (+4.0%)
 営業益 14,369 (+8.5%)
 経常益 14,650 (+6.3%)
 当期益 9,532 (△2.2%)
〔通期予想〕
 売上高 210,000 (+1.3%)
 営業益 17,000 (+0.7%)
 経常益 17,000 (△5.0%)
 当期益 10,500 (△9.9%)
○印刷材・産業工材関連…売上高は前年同期比+2.3%、営業利益は同△9.8%。シール・ラベル用粘着製品は、海外で中国やASEAN地域の景気減速の影響を受けたが、国内は堅調に推移。
○電子・光学関連…売上高は前年同期比+7.3%、営業利益は同+15.0%。スマホ需要に支えられて半導体関連粘着テープなどが大幅に伸長。
○洋紙・加工材関連…売上高は前年同期比+0.7%、営業利益は同+7.9%。洋紙事業部門は主力のカラー封筒用紙が堅調に推移したほか、耐油紙もコンビニやファストフード店向けの需要効果で伸長。
 通期予想は、昨年5月に公表した予想を下方修正している。修正額(単位100万円)は、売上高△10,000、営業益△1,500、経常益△1,300、当期益△2,200。中国などの景気減速や原油安で不透明感が強まり、日本国内でも輸出減や消費低迷が見られる中、業績が当初予想を下回る見通しとなった。
●トーモク
〔第3四半期〕
 売上高 107,084 (+1.1%)
 営業益 1,648 (+15.3%)
 経常益 2,123 (+18.2%)
 当期益 1,913 (+197.0%)
〔通期予想〕
 売上高 155,000 (+4.3%)
 営業益 5,800 (+46.0%)
 経常益 6,000 (+40.9%)
 当期益 3,000 (+185.6%)
○段ボール…生産量は、神戸工場の稼働もあり前年同期を上回った。売上高は、製品価格軟調などの影響があったが、販売量の伸長により前年同期比+4.7%。営業利益は新工場稼働に伴う減価償却費の増加や輸送コストの高騰もあって同△6.8%。
○住宅…売上高は販売棟数が減少して前年同期比△6.8%。営業損益は、売上げが4Qに集中する住宅事業の特性から損失計上となったが、前年同期よりは損失額が圧縮。
○運輸倉庫…売上高は前年同期比±0.0%、営業利益は内部コストの削減に努め同+55.0%。
●ナカバヤシ
〔第3四半期〕
 売上高 40,476 (+5.6%)
 営業益 1,341 (+86.1%)
 経常益 1,577 (+62.8%)
 当期益 736 (+35.3%)
〔通期予想〕
 売上高 56,500 (+5.6%)
 営業益 2,020 (+50.1%)
 経常益 2,350 (+41.5%)
 当期益 1,200 (+28.2%)
 受注部門ではデータプリントサービスが好調に推移し、製品販売部門ではネット通販向け商品が順調に推移した。今期から本格稼働した連結子会社のバイオマス発電も順調だった。利益面では原価率がやや上昇したものの、増収により売上総利益が増加、また販管費の減少もあって大幅増益となった。セグメント別の業績を見ると、印刷製本関連事業は売上高が前年同期比+3.0%、営業利益が同+109.0%、ステーショナリー関連事業は売上高が+1.7%、営業利益が+172.6%、環境・オフィス関連事業は売上高が+8.1%、営業利益が+39.1%、デジタルガジェット関連事業は売上高が+11.3%、営業利益が△25.6%、ベビー・メディカル関連事業は売上高が△5.7%、営業損益が損失計上(△1億4,300万円)となった。
●スーパーバッグ
〔第3四半期〕
 売上高 27,194 (△0.5%)
 営業益 153 〈前期△118〉
 経常益 156 〈前期△112〉
 当期益 77 (+145.7%)
〔通期予想〕
 売上高 36,500 (+3.3%)
 営業益 330 〈前期△18〉
 経常益 330 〈前期5〉
 当期益 200 (+78.6%)
 原紙価格の上昇に加え、円安で輸入品仕入価格が高止まりしている状況下、原油価格の低下はあるものの厳しい状況が続いている。
○紙製品事業…主力の角底袋や手提袋の販売量増加などにより増収となった。営業利益も、コストアップに見合った売価修正ができなかったものの、生産効率の向上で補い増益。
○化成品事業…主力のレジ袋の販売増などにより増収、営業利益も原材料価格と仕入価格の低下により黒字転換した。
○その他事業…スーパーバッグ・ベンダー・システムを中心とするその他事業は減収減益。
●野崎印刷紙業
〔第3四半期〕
 売上高 13,468 (+6.2%)
 営業益 480 (+580.9%)
 経常益 478 (+639.2%)
 当期益 276 〈前期5〉
〔通期予想〕
 売上高 17,100 (+3.3%)
 営業益 290 (+175.9%)
 経常益 285 (+197.2%)
 当期益 150 (△8.1%)
○商業印刷部門…美術印刷物の受注が伸び、カタログ・パンフレット類も一部取引先の受注が販売時期のずれにより増加したことなどから、売上高は前年同期比+4.5%。
○包装資材及び紙器、紙工品部門…紙器は生産能力の整備増強などにより増収。フレキソ包材も新商品の獲得により増加、ビジ ネスフォームも堅調に推移して、部門全体の売上高は同+7.0%。
○情報機器及びサプライ品部門…シール貼札は物流や食品関連の受注が堅調、情報機器類も増加。売上高は同+3.8%。
●ニッポン高度紙工業
〔第3四半期〕
 売上高 8,765 (△9.6%)
 営業益 51 (△89.8%)
 経常益 241 (△65.8%)
 当期益 199 (△60.4%)
〔通期予想〕
 売上高 12,000 (△7.2%)
 営業益 200 (△63.5%)
 経常益 370 (△51.1%)
 当期益 290 (△34.6%)
 コンデンサ用セパレータは車載向けが安定していたものの、白物家電向けや産業機器向けが低調に推移し、売上高は前年同期比△6.8%。電池用セパレータも、電気二重層キャパシタ向けおよびリチウ ムイオン電池向けが低調に推移し、売上高は同△20.3%。こうした売上減少に伴う稼働率低下や、円安などによる原材料価格の上昇を受けて、利益は大幅減益となった。
●中央紙器工業
〔第3四半期〕
 売上高 8,772 (△3.9%)
 営業益 702 (△8.8%)
 経常益 753 (△8.3%)
 当期益 485 (△4.8%)
〔通期予想〕
 売上高 11,800 (△3.9%)
 営業益 950 (△2.9%)
 経常益 1,000 (△3.0%)
 当期益 580 (△8.0%)
 拡販や新規獲得の素地となるユーザーへのアプローチを地道に進め、販売増への足固めを行うとともに、生産性・品質向上に向けた収益改善に取り組んだが、主要販売先である自動車・電気機械関連の売上減により、減収減益となった。セグメント別の業績は、「日本」は売上高が前年同期比△3.9%、セグメント利益が同△4.9%。「中国」は、取引先の生産拠点移管の影響などにより、売上高は同△4.2%、セグメント損益は損失計上(△4,300万円)となった。
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/14号」より
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