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紙の業界ニュース

2016/06/08

決 算

=紙パの2016年3月期業績②=
 前号に続き、紙パ関連企業の2016年3月期決算(2015年4月~2016年3月)を紹介する。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年度増減率、〈 〉内は前年度の実績値。
●特種東海製紙
 売上高 78,460 (△0.5%)
 営業益 3,750 (+51.4%)
 経常益 3,926 (+42.2%)
 当期益 2,498 (約12倍)
〔次期予想〕
 売上高 78,500 (+0.1%)
 営業益 3,800 (+1.3%)
 経常益 3,650 (△7.1%)
 当期益 1,800 (△28.0%)
○産業素材事業…売上高は前年度比△0.9%、営業利益は前年の約15倍。段ボール原紙は特定需要商品などが低調で、販売量が前年割れとなった。クラフト紙は季節需要商品などの販売量が減少。一方、昨年2月に更新工事が完了した赤松水力発電所が利益に寄与。
○特殊素材事業…売上高は前年度比+0.3%、営業利益は同+13.0%。特殊機能紙は、電子化の進行などにより販売量は減少したが、プレミアム付商品券の特需などが寄与して、売上は堅調。特殊印刷用紙の販売量は出版向けの需要減少などにより前年割れ。
○生活商品事業…売上高は前年度比+0.6%、営業利益は同+27.1%。ペーパータオルは、キメ細かな営業活動などにより販売量が前年度を上回り、販売価格はほぼ横ばいで推移。トイレットペーパーは、販売量は前年並みだったが価格の維持に努めた結果、堅調に推移した。
 次期見通しについては、一部の成長戦略項目で、第四次中期経営計画にずれ込む可能性が出ている。
●巴川製紙所
 売上高 33,502 (△1.8%)
 営業益 290 (+56.2%)
 経常益 △18 〈476〉
 当期益 △929 〈48〉
〔次期予想〕
 売上高 35,000 (+4.5%)
 営業益 500 (+72.2%)
 経常益 400 ( - )
 当期益 50 ( - )
 開発・マーケティング費用を過去2年にわたって年当り約3億円増加させ、新製品の上市を加速させるとともに、トナー関連事業の新規受託案件獲得などを推進した結果、特許など知的財産の年間出願件数が倍増するなどの効果が出たものの、新製品の売上が一部既存製品の売上減を補うまでには至らず、減収となった。
 利益面では、3Qに液晶部材向け受託塗工事業の環境悪化などから一時的に営業損失となり、また円高のマイナス影響もあったものの、期末に向けての営業努力、原燃料価格の低下、前期に大きな減益要因となったトナー中国事業の調整解消などがあり4Qは再び黒字に回復、通期の営業利益は3Q決算発表時の修正予想とほぼ同額となった。一方、経常損益は、前期に大幅黒字となった持分法投資損益がFPD関連事業の調整などから赤字に転じたことに加え、期末時のレートが円高に進んだため為替評価差損益が大きくマイナスに振れた影響で赤字となった。当期純損益については、従前より保有するAura社を本年3月末に連結子会社化したことに合わせて、連結貸借対照表上ののれんを一括償却したこと、また電子材料事業および機能紙事業の固定資産の一部を減損処理したため赤字幅が大きくなっている。 次期予想については、前期より円高水準にあることや、市場縮小が進む一部既存事業への対応策、エネルギーコスト削減のための設備投資効果の発現や新製品立ち上げに要する時間を考慮し、これに退職給付費用の増加による費用負担増が加わることなどを勘案した予想値となっている。
 
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/6号」より
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