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紙の業界ニュース

2016/09/01

決 算

=紙パの第1四半期①=
 紙パ関連企業の第1四半期(2016年4~6月)決算の発表が、次の通り始まった。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
●王子ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高 350,622 (△2.3%)
 営業益 18,506 (+17.3%)
 経常益 7,794 (△70.4%)
 当期益 7,303 (△56.8%)
〔通期予想〕
 売上高 1,430,000 (△0.3%)
 営業益 72,000 (△2.3%)
 経常益 62,000 (△0.6%)
 当期益 38,000 (+149.1%)
 為替差損109億8,500万円を営業外費用に計上したため、経常・当期益が大幅減益となった。
○生活産業資材…売上高は前年同期比+0.2%。段ボール原紙販売は堅調に推移し前年並み。段ボールはビール・即席麺・青果物関係などが堅調で販売量は若干増。家庭紙関連もティシュ、トイレットペーパー、紙おむつ、いずれも増加。海外事業も堅調だった。
○機能材…売上高は前年同期比△3.4%。特殊紙は新製品開発・新規顧客開拓に注力し販売量は増加。輸出は、販売量は増加したが円高の影響で売上高はほぼ前年並み。感熱紙の国内販売は堅調だった。
○資源環境ビジネス…売上高は前年同期比△11.0%。国内事業は、輸出向けレーヨン用途パルプが好調で、売電も1月に開始した北海道江別市のバイオマスボイラの売電が寄与し増収。海外事業は市況軟化の影響で減収。
○印刷情報メディア…売上高は前年同期比△4.4%。新聞用紙の販売量は前年割れ。印刷・情報用紙も需要減および市況軟化の影響により減少した。海外事業は、江蘇王子製紙有限公司が順調に販売を伸ばし、印刷用紙の販売量が増加。
●日本製紙
〔第1四半期〕
 売上高 235,255 (△6.6%)
 営業益 5,524 (+28.4%)
 経常益 6,061 (△43.5%)
 当期益 2,995 (△76.3%)
〔通期予想〕
 売上高 1,000,000 (△0.7%)
 営業益 32,000 (+41.4%)
 経常益 32,000 (+86.9%)
 当期益 18,000 (+642.3%)
○紙・パルプ事業…売上高は前年同期比△3.1%、営業利益は同△0.4%。洋紙は、新聞の発行減や印刷用紙の広告需要低迷に加え、熊本地震で八代工場が被災したこともあり、販売量は前年同期を下回った。板紙は、飲料関係向けを中心に堅調で、販売量は前年同期を上回った。家庭紙も、ティシュ、トイレットペーパー、ヘルスケア製品が堅調で、販売量は増加。
○紙関連事業…売上高は前年同期比△2.5%、営業利益は同+35.0%。液体用紙容器は、野菜飲料など清涼飲料向けを中心に販売量が前年同期を上回った。溶解パルプ、化成品は概ね堅調に推移したが、液晶用途向け機能材料の販売量は前年同期を下回った。
○木材・建材・土木建設関連事業…売上高は前年同期比△3.7%、営業利益は同+85.7%。新設住宅着工戸数が増加したことや、ブラジル子会社Amapa Florestal e Celulose S. A.を新規に連結したことにより、増益となった。
●レンゴー
〔第1四半期〕
 売上高 135,093 (+2.8%)
 営業益 7,016 (+133.6%)
 経常益 7,315 (+108.4%)
 当期益 4,504 (+209.1%)
〔通期予想〕
 売上高 558,000 (+4.8%)
 営業益 24,000 (+52.6%)
 経常益 24,000 (+44.3%)
 当期益 14,500 (+47.7%)
○板紙・紙加工関連事業…売上高は前年同期比+5.0%、営業利益は同+195.4%。段ボール製品、板紙製品の販売量の増加や、エネルギー価格の低下により増収増益。
○軟包装関連事業…売上高は前年同期比+4.0%、営業利益は同+24.5%。コンビニ向けの需要増やコスト改善により増収増益。
○重包装関連事業…売上高は前年同期比△3.1%、営業利益は同+67.7%。除染用コンテナバッグの需要が減少したものの、原料価格の低下やコスト削減に取り組んだことにより減収増益。
○海外関連事業…売上高は前年同期比△9.2%、営業利益は赤字から黒字に転換した。
●三菱製紙
〔第1四半期〕
 売上高 50,919 (△3.5%)
 営業益 518 〈△1,031〉
 経常益 △653 〈△1,119〉
 当期益 △1,136 〈△1,873〉
〔通期予想〕
 売上高 220,000 (+1.7%)
 営業益 4,500 (+16.2%)
 経常益 2,500 (+12.8%)
 当期益 1,000 (△54.9%)
 円高による原燃料価格の下落や欧州子会社の損益改善はあったが、円高による外貨建資産・負債の評価替えの為替差損8億2,700万円を計上したことなどにより、経常利益と当期純利益が赤字となった。
○紙・パルプ事業…売上高は前年同期比△4.1%、営業損失は△3億5,500万円(前年同期は△19億400万円)。情報用紙が堅調で国内販売量が増加し、輸出も印刷用紙、産業用IJ用紙の拡販に取り組んだ。その結果、販売量が増加したが、販売金額は国内市況が弱含みで推移しほぼ前年並み。欧州子会社の販売金額は減少、外販パルプも減少。
○イメージング事業…売上高は前年同期比+0.2%、営業利益は同△9.1%。国内は写真感光材料や印刷製版材料が堅調で販売金額が増加。海外はIJ用紙や印刷製版材料といった既存製品の需要減退に加え、写真感光材料が価格改定前の前期駆け込み需要に対する反動減があり、販売金額は減少。
○機能材事業…売上高は前年同期比+1.5%、営業利益は+101.9%。不織布の水処理膜支持体、家電向けフィルターなどの販売増により販売金額が増加。
●中越パルプ工業
〔第1四半期〕
 売上高 23,253 (△1.1%)
 営業益 121 〈△530〉
 経常益 14 〈△479〉
 当期益 801 〈△352〉
〔通期予想〕
 売上高 90,000 (△9.9%)
 営業益 1,600 (+13.2%)
 経常益 1,550 (+17.4%)
 当期益 1,750 (+977.3%)
○紙・パルプ製造事業…売上高は前年同期比+0.9%、営業損益は損失計上(△3億5,500万円)。新聞用紙、印刷用紙、包装用紙は販売量・金額ともに前年同期を上回った。特殊紙は販売量・金額ともに前年割れ。板紙・加工品等は販売量・金額ともに前年並み。
○紙加工品製造事業…売上高は前年同期比△61.0%、営業利益は同△27.1%。連結子会社であった中越パッケージが製袋事業持株会社の傘下子会社になり、持分法適用会社となったことにより減収減益。
○発電事業…川内工場の木質バイオマス発電設備が営業運転を開始したため、売上高は前年同期比+334.5%、営業利益は同+202.1%。
 
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/22号」より
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