中越パルプ工業のオリジナルカレンダー「日本の彩2017年遊び心の意匠柄」が、第68回全国カレンダー展で「金賞」、「国立印刷局理事長賞」、「審査員特別賞(上條喬久賞)」を受賞した。
今回の受賞により、「日本の彩」シリーズは2008年から10年連続の受賞となった。過去には5年に1度の最高位「内閣総理大臣賞」を受賞したほか、ドイツ国際カレンダー展でも銅賞を3回受賞するなど、国内外で高い評価を得ている。今回は、第1部門(一般企業カレンダー、印刷会社の自社用カレンダー)で金賞に入賞し、また印刷技術を中心に総合的に優れた作品として「国立印刷局理事長賞」(特別賞)、さらに各審査員がそれぞれに認める優れた作品として審査員特別賞に選出された。
「日本の彩2017年」の図柄に採用されたのは、幕末から大正にかけて日々の暮しの中で広く用いられてきた、男性袷羽織の「羽裏」の絵柄。「羽裏」には、表からは見えない隠れたところに、贅沢とも言える粋な遊び心が表現され、しゃれた絵柄が数多く作り出されてきた。カレンダーには、こうした個性豊かな“意匠の彩”が再現され、現代でも通じるポップな柄づくしとなっている。また用紙は、日本の竹だけで作られた『竹紙100ホワイト』が2014年から採用されている。企画・制作:高岡一弥氏、印刷:丸山印刷。
なお、第68回全国カレンダー展の入賞作品は、2月2日(木)まで次記会場で展示されている。
■平和紙業ペーパーボイス大阪(大阪市中央区南船場2-3-23)9:00~17:00(最終日は15:00まで)
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/6号」より