特種東海製紙は、高級印刷用紙の『ニューケント』、『クラークケント』、『クラーク・70』、『バガスシュガー』をFSC森林認証紙にリニューアルし、それぞれ『ニューケント-F』、『クラークケント-F』、『クラーク・70-F』、『バガスシュガーF』として販売開始する。いずれも在庫がなくなったアイテムから順次、リニューアル品に切り替えていく。現行品とほぼ同等の品質となるが、原料配合、製法、厚みなどは一部見直している。それぞれの特徴は次の通り。
◎『ニューケント』…1979年発売の超ロングセラー。ケント肌の非塗工印刷用紙として、名刺・カタログ・ポスターなどに多く採用されている。
◎『クラークケント』『クラーク・70』…92年発売の『クラークケント』と98年発売の『クラーク・70』は、再生ケント紙として名刺・カタログ・ポスターなどに採用されている。リニューアル品はすべて古紙パルプ30%以上配合となる(現行は20%以上と30%以上)。
◎『バガスシュガー』…93年発売。非木材パルプを配合した高級印刷用紙として名刺・カタログ・ポスターなどに採用されている。現行品はバガスパルプと古紙パルプがともに10%以上配合。リニューアル品はバガスパルプ10%以上配合、古紙パルプ配合なし、中性紙。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/13号」より