=岡山製紙=1Qは増収ながら古紙高騰で損益悪化
岡山製紙は、2018年5月期第1四半期(2017年6~8月)決算を次記の通り発表した。以下、非連結、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
〔第1四半期〕
売上高 2,208 (+1.5%)
営業益 △139 〈131〉
経常益 △118 〈150〉
当期益 △85 〈101〉
〔通期予想〕
売上高 9,200 (+10.1%)
営業益 65 (+25.9%)
経常益 100 (+5.9%)
当期益 65 (+1.4%)
1Qは、海外での需要増により原料古紙の価格が高騰したことを受け、経営環境は非常に厳しいものとなった。経営全般にわたるコスト低減に総力を結集する一方、需要に見合った生産レベルの維持と適正な製品価格の実現に努めた結果、板紙事業は、製品価格の改定効果もあり売上高は増加したものの、原料価格高騰によるコスト高の影響を吸収するには至らず、大幅な減益となった。 セグメント別の概況は次記の通り。
◎板紙事業…販売量は微減だったが製品価格改定により売上高は前年同期比+2.4%。
◎美粧段ボール事業…主力の通信機器関連品などの減少により、売上高は前年同期比△3.0%。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/23号」より