共同印刷では、軟包装事業の戦略的拡大のため昨春から建設を進めていた、守谷第一工場(茨城県守谷市)の軟包装専用棟が完成し、このほど竣工式を行った。
守谷第一工場は、同社生活・産業資材部門の主力工場。今回完成した新棟では、FSSC 22000の認証取得を視野に入れた国内最新鋭の生産環境を構築し、安心・安全な包装材料を提供する体制を強化した。また、軟包装製造工程の一つであるエージングを自動ラック化することで物流効率を向上させたほか、高断熱仕様の外壁やLED照明、高効率の空調機の採用など省エネルギーを推進し、地球環境に配慮したエコファクトリーを目指す。
新棟では、従来の印刷・加工機に加え、液体用パッケージの製造ラインを増設し、同社が注力する中容量フレキシブルコンテナー『ハンディキューブ』をはじめとする製品を柱に軟包装事業の拡大を図る。今後、既存設備の移設と新規設備の導入を進め、6月から順次、本生産を開始する予定。
<守谷第一工場新棟の概要>
〔建築面積〕5,428㎡(1,642坪)
〔延床面積〕13,677㎡(4,137坪)
〔建物概要〕鉄骨造6階建
〔製造品目〕軟包装材全般
〔竣工〕4月10日(設計・施工:清水建設)
*参考:増築工事終了後の守谷第一工場の土地総面積は3万1,386.52㎡、総床面積は2万9,869.3㎡(約9,035坪)
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/14号」より