=岡山製紙=
業績予想を上方修正
岡山製紙は、2018年9月に公表した19年5月期の業績予想(個別)を次記の通り修正した(単位100万円)。
〔第2四半期予想〕
前回 今回 前期実績
売上高 4,900 5,211 4,502
営業益 360 528 △156
経常益 400 570 △119
当期益 280 394 △86
〔通期予想〕
前回 今回 前期実績
売上高 9,500 10,300 9,070
営業益 360 555 35
経常益 400 600 78
当期益 280 420 43
2Qは、段ボール製品需要の高まりや、原紙需給の逼迫化、価格修正がほぼ浸透したことなどから、増収となる見込み。また、原料古紙について中国向け輸出が規制された影響で国内の古紙流通量が増加し、価格が下落したことで計画より原料費が減少し、利益押し上げ要因となった。このため利益については予想値を大きく上回る見込み。なお、通期も2Qの業績を反映して当初予想を大きく上回る見込み。このうち売上高については、板紙製品の販売価格の再改定を実施しているため一層の上昇が見込まれるが、中国向け輸出が増加した影響で原料古紙価格が高騰していることや、燃料価格の上昇もあるため、3Q、4Qの利益確保は難しいと予想している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/28号」より