日本製紙クレシアは3月1日、産業用ワイパー『キムワイプ』の発売50周年を記念した限定デザインの『キムワイプS-200 50周年記念パッケージ』を数量限定で発売した。
『キムワイプ』は、日本発売の27年前、日本製紙の技術提携先でもある米国のキンバリー・クラーク(KC)社が世界で初めて発売した。KC社は、第二次世界大戦中に光学レンズの拭き取り用の布不足の際、KC社製の理美容用向けの紙が代用されていたという情報を入手し、その光学レンズの研磨技師の話を元に製品を開発して1942年に発売。日本では、66年に日本初の産業用ワイパー『JKワイパー150-S』が発売された3年後の69年に、実験器具の拭き取り用ワイパーとして『キムワイプS-200』が誕生した。そして今では、全国の研究室や実験室で知らない人はいない、産業用ワイパーのシンボルとして親しまれている。ちなみに“産業用ワイパー”という言葉は日本製紙が提唱した名称で、プロフェッショナルな現場での拭き取り作業に適した素材を、同品質・同規格で製造した紙や不織布ワイパーのことを指す。
今回の記念パッケージは、50周年のロゴをあしらい、ボックスの天面には実験器具のモチーフを採用、おなじみのキムワイプラインの上下には、50年の軌跡を金色で表現した。さらに底面には、キムワイプ愛用者への感謝の言葉と次の半世紀へ向けた決意が、熱い長文メッセージで綴られている。
また、記念パッケージ発売に併せて、キムワイプを含む産業用ワイパーのケース購入者に実験室・職場グッズが当たる 「第6弾 ワイ!ワイ!キャンペーン」(https://www.boxwiper.jp)や、ARを活用したプレゼントキャンペーン「思わずほっこり!毎日キムワイプキャンペーン」なども実施中。製品やキャンペーンの詳細は、日本製紙クレシアの産業用ワイパーwebサイト(https://pro.crecia.co.jp/)を参照。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/25号」より