王子ホールディングスと伊藤忠エネクスは、徳島県阿南市にバイオマス発電所を設置し発電事業を実施する。投資額は約230億円、運転開始は2022年9月の予定。
両社はかねて、双方の経営資源と電力事業のノウハウを活用した共同事業化を検討、2015年3月には合弁電力販売会社を設立している。そして今回、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)を利用したバイオマス発電事業の実施に合意したもの。
<合弁発電事業会社の概要>
▽社名:王子グリーンエナジー徳島▽代表者:小貫裕司▽本社:東京都中央区銀座4-7-5▽資本金:1億円▽出資比率:王子グリーンリソース(王子HD100%子会社)80%、エネクス電力(伊藤忠エネクス100%子会社)20%
<バイオマス発電設備の概要>
▽設置場所:徳島県阿南市(王子製紙富岡工場内)▽発電出力:約7万5,000kW▽発電量:約5.2億kWh/年(一般家庭約17万世帯相当)▽売上高:約130億円/年▽使用燃料:木質チップほか
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/8号」より