王子グループの王子コンテナーは、大手小売メーカーの通販物流センターに、新規包装システム「高さ可変自動封函機『Vario558』」(OPITZ Packaging Systems GmbH社製)を販売する。
『Vario558』は、内容物に合わせて箱の高さを自動調節できるため、高さ方向に無駄な空間のない梱包が可能で、これにより緩衝材の低減や輸送コスト削減を図れる。また、1台で約20種の箱サイズをランダムに封函でき、梱包作業を省力化する。梱包プロセスは、①段ボール箱へ製品を投入→②カメラシステムでケース内の製品高さを検知→③製品高さに合わせて箱のコーナーをカット→④カットしたフラップを折りたたみ→⑤ガムテープで封函という仕組み。
王子ホールディングスは、『Vario558』についてのライセンス契約をOPITZ Packaging Systems GmbH社と締結済みで、今後は契約に基づき、王子グループで『Vario558』を国内製造・販売する。約50年にわたり段ボール包装機、フィルム包装機の製造・販売を手掛けてきた経験を活かし、「機械導入後のメンテナンスサービスを含め、ユーザーへトータルソリューションを提供していく」としている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/28号」より