王子ホールディングスと王子ネピアは、東ティモールの衛生活動に取り組むユニセフのプログラムを支援し、「ネピア千のトイレプロジェクト」を実施する。同プロジェクトは2008年にスタートし、今年で12回目を迎える。
第12フェーズも例年同様、11月1日から2020年1月31日までの3ヵ月間、日本全国でキャンペーンを展開する。ネピア対象商品の売上金の一部でユニセフの「水と衛生に関する支援活動」をサポートし、アジアで一番若い独立国、東ティモールの屋外排泄根絶を目指す。
キャンペーンでは、商品パッケージに写真家・小林紀晴氏の写真を掲載したプロジェクト告知商品を数量限定で販売。販売店の協力のもと、店頭で告知活動を行い、世界の「水と衛生の問題」への関心を高め、理解を深めてもらう。対象商品は、『プレミアムソフト』シリーズや『ネピネピ』シリーズ、『鼻セレブティシュ』など。
東ティモールの人口は約110万人。国民の約50%が18歳未満であり、若い活気にあふれているが、農村部では保健や教育などの基本的なサービスが行き届いていない。「千のトイレプロジェクト」は、2008年の開始以来、東ティモールで1万9,000基のトイレを完成させたほか、学校や地域のトイレ、給水設備も改善。これに伴い乳児死亡率、5歳未満児の死亡率も低下している。
今回の第12フェーズでは、バウカウ県にある5村を対象に、衛生施設へのアクセスと利用状況を改善。これにより1,000世帯、7,000人に安全で衛生的な生活を提供する。なおプロジェクトでは、郵便振替による募金も受け付けている。キャンペーンの詳細は特設webサイト(http://1000toilets.com/)を参照。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/18号」より