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紙の業界ニュース

2020/08/18

=巴川グループ=トナー事業を再編

 巴川製紙所は、グループのトナー製造・販売会社の一つで連結子会社のTOMOEGAWA(U.S.A.)INC.(=TUI。資本金700万・)を再編する。TUIでのトナー生産は9月30日(予定)に終了し、その生産工程は巴川製紙所および中国の2生産拠点に移管、TUIはトナー販売会社として事業活動を継続する。これにより、グループの販売体制強化と効率向上および黒色トナー生産体制の最適化を図る。
 巴川グループは、トナー事業の製造拠点を日本、米国、中国に4拠点、販売拠点を日本、米国、オランダ、中国、香港に5拠点、このほかUAEに営業所を構え、トナー専業メーカー最大手として事業展開してきた。
 トナー市場は、カラートナーの需要が全世界で増加する一方、黒色トナーは2015年から先進国で前年割れが続いている。中国やアジア諸国での需要は伸びているが、先進国でのマイナス分を補うには至らず、黒色トナーは今後もマイナス成長が見込まれる。そうした中、中国から始まった価格競争が市場全体に広がり、価格低下もさらに加速する状況となっている。
 この環境変化に対応し、市場競争力のある製品を安定供給するため、収益的に厳しい黒色トナーを生産するTUIの製品を、巴川製紙所と、既に生産能力の増強工事を完了した中国の2製造拠点に生産移管するもの。トナー生産終了後のTUIは、北米、中南米の重要販売拠点として販売活動を継続する。
 これに伴う業績への影響はまだ確定していないが、製造設備撤去費用などを含め約4億円の特別損失が計上される見通し。2021年3月期の業績予想公表時には、この特損に加え、固定費削減効果や生産効率向上効果も織り込まれる見込み。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/17号」より
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