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紙の業界ニュース

2021/03/17

決 算

=3月決算企業の3Q業績④=
 前号に続き、紙パルプ関連各社の2021年3月期第3四半期(2020年4~12月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、%表記は対前年同期比、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
■トーモク
〔第3四半期〕
 売上高 126,186 (△1.7%)
 営業益 3,982 (+9.6%)
 経常益 4,167 (+9.1%)
 当期益 2,704 (+13.7%)
〔通期予想〕
 売上高 177,000 (+0.2%)
 営業益 7,100 (+2.7%)
 経常益 7,400 (+4.1%)
 当期益 4,600 (+0.8%)
 新型コロナの感染拡大により段ボールは減収だったが、住宅事業の回復もあって増益となった。
○段ボール…売上高は△4.4%、営業利益は+0.6%。販売量は、巣ごもり需要の食料品向けや通販・宅配向けの割合が高いため、内需の減少水準に比べると落込みは小さい。利益はコスト削減により増益。
○住宅…売上高は+10.3%、営業損益は、上半期はコストが先行する住宅事業の特性から、△1,178百万円(前年同期△1,557百万円)。WEB活用を強化し、新しい生活様式に対応した規格型住宅を販売するなどした結果、契約棟数+18%、売上棟数+13%。
○運輸倉庫…売上高は△3.7%、営業利益は△5.3%。運輸部門は外出自粛や在宅勤務の浸透により、飲料製品の取扱量が減少。倉庫部門は増収。
 通期予想は、2020年10月公表の前回予想から変更なし。
■ナカバヤシ
〔第3四半期〕
 売上高 45,761 (△4.7%)
 営業益 1,275 (+5.3%)
 経常益 1,659 (+11.9%)
 当期益 900 (△4.5%)
〔通期予想〕
 売上高 64,000 (△2.0%)
 営業益 2,550 (+8.7%)
 経常益 2,900 (+6.0%)
 当期益 1,650 (+5.6%)
 コロナ禍で減収となったが、工程の一部自動化や内製化により原価率が改善し、営業・経常益は増加。
○ビジネスプロセスソリューション事業(ビジネスプロセスアウトソーシング、図書館ソリューションなど)…売上高は△10.1%、営業利益は△61.0%。特別定額給付金の支給に関するアウトソーシングを受託したが、延期や自粛の影響が大きかった。
○コンシューマーコミュニケーション事業(ノート、アルバム、ステーショナリー関連)…売上高は+2.5%、営業利益は+50.4%。在宅勤務の定着でリモートワーク関連が伸びた。飛沫飛散低減対策用品、災害復興関連用品も好調。
○オフィスアプライアンス事業…売上高は△1.8%、営業利益は+22.5%。在宅勤務定着でビジネスチェアが伸長。
○エネルギー事業…売上高は+19.6%、営業利益は+60.2%。
○その他…売上高は△22.7%、営業損益は△30百万円(前年同期△23百万円)。
 通期予想は20年8月公表の前回予想から変更なし。
■朝日印刷
〔第3四半期〕
 売上高 29,951 (+1.7%)
 営業益 1,605 (+34.4%)
 経常益 1,909 (+26.5%)
 当期益 1,297 (+25.7%)
〔通期予想〕
 売上高 39,200 (△3.1%)
 営業益 1,650 (△10.2%)
 経常益 2,030 (△6.6%)
 当期益 1,350(△9.3%)
 包装システム販売事業の商品仕入増や印刷包材事業の増産体制構築により売上原価は増加したが、販管費がコロナ禍の活動自粛で減少したため、大幅増益となった。
○印刷包材事業…売上高は△1.0%、セグメント利益は同+2.9%。医療用向け製品は増収だが、OTC向け・化粧品向けは前年割れ。
○包装システム販売事業…省人化・省力化ニーズの高まりもあり、売上高は+41.1%、セグメント利益は+33.8%。
○その他(人材派遣事業)…新型コロナ拡大に伴う求人・派遣数の減少により、売上高は△16.9%、セグメント利益は△7.4%。
 通期予想は、20年11月公表の前回予想から変更なし。
■昭和パックス
〔第3四半期〕
 売上高 14,847 (△8.3%)
 営業益 837 (△19.5%)
 経常益 980 (△16.8%)
 当期益 678 (△18.6%)
〔通期予想〕
 売上高 20,500 (△4.4%)
 営業益 1,120 (△17.8%)
 経常益 1,270 (△15.6%)
 当期益 870 (△16.0%)
○重包装袋…売上高は△9.1%、セグメント利益は△22.0%。クラフト紙袋の売上量は△6.8%。ほぼすべての用途で減少したが、製粉用途は増加。子会社の売上量は、九州紙工△4.3%、タイ昭和パックス△10.5%、山陰製袋工業△7.9%。
○フィルム製品…売上高は△8.7%、セグメント利益は+15.2%。売上量は産業用、農業用ともに減少し、合計で△7.8%。
○コンテナー…売上高は△5.0%、セグメント損益は△7百万円(前年同期5百万円)。
○不動産賃貸…売上高は±0.0%、セグメント利益は+10.9%。
 通期予想は、20年10月公表の前回予想から変更なし。
■ニッポン高度紙工業
〔第3四半期〕
 売上高 11,399 (+18.8%)
 営業益 1,963 (+172.5%)
 経常益 1,902 (+162.8%)
 当期益 1,381 (+146.2%)
〔通期予想〕
 売上高 15,200 (+16.0%)
 営業益 2,500 (+151.2%)
 経常益 2,500 (+157.5%)
 当期益 1,700 (+145.9%)
 コンデンサ用セパレータは、自動車市場の好転を受けた車載向け需要の増加に加え、工作機械などの産業機器向けも増加傾向、また5G基地局やデータセンター向けの需要も堅調で、売上高は+15.1%。電池用セパレータは、海外向け電気二重層キャパシタ用需要が高水準だったことに加え、車載向け大型リチウムイオン電池用の需要拡大もあり、売上高は+31.4%。利益は、高付加価値品の売上増、原材料や動力費の単価下落などにより、大幅増益となった。
 通期予想は、20年10月に公表した業績予想を修正した。修正額(単位100万円)は、売上高+1,400、営業益+600、経常益+600、当期益+400。中国に続き、秋口には米国や日本の自動車市場で持直しの動きが見え、車載向けセパレータを中心に需要が増加。4Qはコロナ再拡大の懸念もあるが、セパレータ需要は底堅いと見込んだ。
■大村紙業(非連結)
〔第3四半期〕
 売上高 3,595 (△11.0%)
 営業益 189 (△23.8%)
 経常益  194 (△24.3%)
 当期益  128 (△22.4%)
〔通期予想〕
 売上高 4,897 (△7.0%)
 営業益 214 (△31.2%)
 経常益 211 (△34.0%)
 当期益 127 (△17.3%)
 段ボールシート生産量は△13.1%の3,600万・、段ボールケース生産量は△8.2%の2,300万・となった。品目別売上高は、段ボールシートが670百万円、段ボールケースが2,239百万円、ラベルが129百万円、その他(主に包装資材)が555百万円。
 通期予想は、20年5月に公表した前回予想から変更なし。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/15号」より
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