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紙の業界ニュース

2021/12/17

決 算

=紙パの第2四半期④=
 前号に続き、紙パルプ関連各社の2022年3月期第2四半期(21年4~9月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、%表記は対前年同期比、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
■トーモク
〔第2四半期〕
 売上高    98,382    (+24.2%)
 営業益    2,641    (+82.1%)
 経常益    2,767    (+73.4%)
 当期益    1,704    (+73.9%)
〔通期予想〕
 売上高    210,000    (+19.6%)
 営業益    9,000    (+24.5%)
 経常益    9,200    (+18.9%)
 当期益    6,000    (+22.8%)
○段ボール…売上高+3.5%、営業利益+6.4%。夏場の天候不順による飲料や青果物の出荷量減はあったが、加工食品向けの回復基調を受け、生産量は増加。
○住宅…売上高+137.7%、営業損失△1,203百万円(前年同期比+795百万円)。受注・売上棟数が増加し、また前期末に子会社化した玉善の売上に加えて、収益認識会計基準の適用により売上高は大幅に増加。利益は、売上が4Qに集中するため2Qは損失計上。
○運輸倉庫…売上高+5.2%、営業利益+15.9%。運輸部門は、飲料関係の取扱量の増加により出荷が好調だったこと、日用品の取扱い増加などから増収となった。
 通期予想は5月発表の予想から変更なし。
■ナカバヤシ
〔第2四半期〕
 売上高    28,653    (±0.0%)
 営業益    297    (△53.7%)
 経常益    586    (△34.0%)
 当期益    114    (△73.8%)
〔通期予想〕
 売上高    65,000    (+2.1%)
 営業益    2,650    (+3.9%)
 経常益    3,100    (+2.5%)
 当期益    1,600    (+3.1%)
 原材料価格の上昇で原価率が悪化し、販管費も増加して減益となった。特別利益として固定資産売却益など228百万円、特別損失として独禁法関連損失引当金繰入額など318百万円を計上している。
○ビジネスプロセスソリューション事業(BPO、データプリント、図書館ソリューションなど)…売上高△0.2%、営業利益+4.7%。BPO業務は、付加価値の高いソリューション営業に注力して利益が改善。
○コンシューマーコミュニケーション事業(ノート、アルバム、ファイルなど)…売上高+0.9%、営業利益△54.6%。ノートなどが回復した一方、飛沫対策用品やリモートワーク関連は一巡。原材料価格上昇や為替レートの影響で減益。
○オフィスアプライアンス事業…売上高+1.6%、営業利益+45.0%。
○エネルギー事業…売上高△11.2%、営業利益△75.2%。
○その他…売上高△22.8%、営業損失△24百万円(前年同期比△3百万円)。
 通期予想は5月公表の予想から変更なし。
■スーパーバッグ
〔第2四半期〕
 売上高    12,054    (△8.1%)
 営業益    △352    〈△47〉
 経常益    △342    〈△44〉
 当期益    △19    〈△223〉
〔通期予想〕
 売上高    27,400     (+4.4%)
 営業益    △140     〈△137〉
 経常益    △140     〈△150〉
 当期益    △160     〈△383〉
○紙製品事業…売上高4,853百万円(前年同期比+400百万円)、セグメント利益70百万円(同+237百万円)。角底袋、手提袋、紙器の販売量・金額が増加。
○化成品事業…売上高3,951百万円(同△1,669百万円)、セグメント損失△147百万円(同△540百万円)。レジ袋有料化などの影響でレジ袋、ポリ手提袋、ポリ宅配袋の販売量・金額が減少した。
○その他事業…売上高3,249百万円(同+209百万円)、セグメント利益38百万円(同△34百万円)。
 通期予想は5月公表の予想から変更なし。
■昭和パックス
〔第2四半期〕
 売上高    10,849 
 営業益    741
 経常益    826 
 当期益    576
〔通期予想〕
 売上高    21,300    (+8.6%)
 営業益    1,240    (+6.0%)
 経常益    1,400    (+6.0%)
 当期益    970    (+7.7%)
 収益認識会計基準等の適用に伴い、前年同期比を記載していない。次記の事業別業績の前年同期比は、適用前の従来基準による前年同期の数字と比較している。
○重包装袋…売上高+5.8%。クラフト紙袋の売上量は+5.0%。合成樹脂、化学薬品、製粉などの用途が増加、米麦、塩などの用途が減少した。子会社の売上量は、九州紙工△8.2%、タイ昭和パックス+9.3%、山陰製袋工業+0.9%。
○フィルム製品…売上高+8.3%。売上量は産業用が増加、農業用は微減で、合計+6.7%。
○コンテナー…売上高+2.7%。ワンウェイ・フレコン「エルコン」の売上量は+7.0%。
○不動産賃貸…売上高は前年同期から横ばいの128百万円。
 通期予想は5月公表の予想を修正した。修正額(単位100万円)は、売上高+800、営業益+152、経常益+172、当期益+115。2Qの業績が当初予想を上回ったことを踏まえ、上方修正した。
■大石産業
〔第2四半期〕
 売上高    9,461    (+4.2%)
 営業益    657    (+20.6%)
 経常益    783    (+30.0%)
 当期益    515    (+25.3%)
〔通期予想〕
 売上高    19,841    (+6.7%)
 営業益    1,266    (+4.5%)
 経常益    1,472    (+4.8%)
 当期益    1,054    (+11.4%)
 コロナ禍における生活スタイルの変化などに伴う需要の増加もあり、増収増益となった。通期予想は5月公表の予想から変更なし。
■ニッポン高度紙工業
〔第2四半期〕
 売上高    9,120    (+30.7%)
 営業益    2,245    (+93.6%)
 経常益    2,255    (+99.2%)
 当期益    1,582    (+88.4%)
〔通期予想〕
 売上高    17,500    (+9.9%)
 営業益    3,700    (+34.0%)
 経常益    3,700    (+32.3%)
 当期益    2,600    (+29.6%)
 アルミ電解コンデンサ用セパレータは、車載向けや産業機器向けを中心に好調を維持し、通信設備関連の需要も堅調に推移、また取引先での在庫積み増しの動きもあり、売上高は+40.7%。機能材は、海外での風力発電向け電気二重層キャパシタ用セパレータが減少したが、リチウムイオン電池用セパレータが好調に推移し、売上高は+4.6%。利益は、稼働率向上、原価率の低減により大幅増益。通期予想は7月公表の予想から変更なし。
■中央紙器工業
〔第2四半期〕
 売上高    5,336    (+33.0%)
 営業益    354    〈△71〉
 経常益    393    〈△36〉
 当期益    267    〈△18〉
〔通期予想〕
 売上高    10,600    (+14.7%)
 営業益    600    (+259.1%)
 経常益    660    (+174.8%)
 当期益    435    (+154.3%)
 自動車関連需要を中心に回復基調で推移し、固定費削減などの原価低減活動にも引き続き取り組んだ結果、予想を上回る業績となった。通期予想は5月公表の予想から変更なし。
■ハビックス
〔第2四半期〕
 売上高    5,180    (△1.3%)
 営業益    △58    〈287〉
 経常益    △43    〈269〉
 当期益    37    (△79.5%)
〔通期予想〕
 売上高    11,500    (+8.0%)
 営業益    20    (△97.4%)
 経常益    40    (△95.1%)
 当期益    70    (△87.5%)
 主要顧客の外食産業が依然厳しい状況にあり、同様に衛生材料市場も景気低迷による買い控えやコロナ禍における出生率低下の影響が出ている。こうした状況から販売量は伸び悩み、また原燃料価格高騰の影響は想定を大きく超え、減収減益となった。
○不織布関連事業…売上高+1.1%、セグメント利益+1.8%。パルプ不織布は、外食産業が低迷する中、業務用クッキングペーパーやおしぼり向けの受注獲得に注力。
○紙関連事業…売上高△3.9%、セグメント損失△24百万円(前年同期比△331百万円)。コロナ禍で子供用紙おむつ市場が停滞し、外食産業向けも伸び悩んだ。パルプ価格が短期間で高騰し利益も大幅減。
 通期予想は5月公表の予想を修正した。修正額(単位100万円)は、売上高△1,500、営業益△480、経常益△460、当期益△280。2Qの業績を踏まえて下方修正した。
■大村紙業(非連結)
〔第2四半期〕
 売上高    2,469    (+7.9%)
 営業益    150    (+60.9%)
 経常益     154    (+57.9%)
 当期益     98    (+50.8%)
〔通期予想〕
 売上高    5,000    (+4.1%)
 営業益    353    (+30.7%)
 経常益    353    (+28.0%)
 当期益    219    (+34.1%)
 生産量は、段ボールシートが+5.1%の2,400万㎡、段ボールケースが+10.6%の1,600万㎡。売上高は、段ボールシート427百万円、段ボールケース1,578百万円、ラベル86百万円、その他(主に包装資材)377百万円。通期予想は5月に公表した予想から変更なし。
【紙流通】
■セキ
〔第2四半期〕
 売上高    5,156    (+0.1%)
 営業益    △42    〈△152〉
 経常益    91    〈△46〉
 当期益    91    〈△61〉
〔通期予想〕
 売上高    12,000     (+3.3%)
 営業益    120     (+4.8%)
 経常益    280     (△15.6%)
 当期益    180     (△10.8%)
 採算向上に努めたことや、修繕などの計画が3Q以降の発生となること、有価証券の運用が想定を上回ったことなどにより利益が改善。収益認識会計基準等の適用により、売上高は272百万円減少している。
○印刷関連事業…売上高+3.0%、営業損失△6百万円(前年同期比+68百万円)。アフターコロナを見据えた営業活動への取組み強化などにより、収益が改善した。
○洋紙・板紙販売関連事業…売上高+7.8%、営業損失△17百万円(前年同期比+11百万円)。
○出版・広告代理関連事業…売上高△9.5%、営業損失△36百万円(前年同期比+27百万円)。
○美術館関連事業…売上高+28.9%、営業損失△12百万円(前年同期比±0百万円)。
○カタログ販売関連事業…売上高△9.2%、営業利益+21.4%。
 通期予想は5月公表の予想から変更なし。

 

株式会社 紙業タイムス社 「Future12/13号」より

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