大栗紙工の『mahora(まほら)ノート』が、大阪府の「令和3年度 大阪製ブランド ベストプロダクト」に認定された。
大阪府では、府内ものづくり中小企業の優れた技術に裏打ちされた創造力あふれる製品を「大阪製ブランド製品」として知事が認定し、自社製品開発を促進している。認定製品は、大阪府や大阪産業局などの支援機関が実施するプロモーション活動によって、国内外に情報発信される。
認定事業の開始から10周年を迎える今年度は、近年最多となる87の応募があり、その中から、大栗紙工の『mahora(まほら)』など3製品がベストプロダクトに、そのほか21製品が「大阪製ブランド製品」に認定された。また『mahora』は、「大阪ものづくり優良企業賞2021」も受賞しており、22年2月に大阪市中央公会堂で表彰式が開催される予定。
『mahora』は、発達障がいを持つ人達の声を反映して作られた、目にやさしいノート。「光の反射を抑えた中紙」「識別しやすい罫線」「シンプルなデザイン」が特徴で、発達障がい者を支援するUnBalance(大阪市)とともに、当事者約100人の声を集めて開発された。これまでに、グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」や日本文具大賞デザイン部門優秀賞などを受賞している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/27号」より