原燃料高などを背景に、空前の値上げラッシュが続いている。直近では、次の7社が段ボール原紙や白板紙などの値上げを発表した。
■福山製紙(12/15付)
2月1日出荷分から、段ボール原紙全般を20%以上、紙管原紙を15%以上、それぞれ値上げする。
■岡山製紙(12/17付)
中芯原紙全品種、紙管原紙全品種、色板紙・チップボールを、2月21日出荷分から10円/㎏以上値上げする。その他の製品については後日発表する。
■カミ商事(12/20付)
段ボール原紙(中芯、ライナー)を、2月1日納入分から10円/㎏以上値上げする。
■王子マテリア(12/23付)
白板紙全品種、チップボール、色板紙を、3月1日出荷分から10円/kg以上値上げする。主原料の雑誌古紙等は、国内での発生減やグローバルな需給が国内需給に大きな影響を及ぼしており、王子マテリアでは、古紙不足による減産も想定している。
■日本製紙(12/24付)
コート白ボール、特殊板紙を3月1日出荷分から15%以上値上げする。
■北越コーポレーション(12/24付)
段ボール原紙を2月21日出荷分から、白板紙(コート白ボール、特殊白板紙)を3月1日出荷分から、いずれも10円/㎏以上値上げする。
■中越パルプ工業(1/7付)
包装用紙を2月21日出荷分から値上げする。対象品種は未晒クラフト紙(重包装、軽包装、半晒クラフト)、晒クラフト紙(両更、片艶)、純白ロール紙で、上げ幅は15%以上。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/24号」より