日本製紙は、古紙リサイクルの循環型システムの構築について大竹市と合意し、売買契約を締結した。大竹市と構築したシステムで回収した古紙を、2022年4月から製紙原料として利用していく。
同システムでは、家庭から排出される段ボール・雑誌・新聞・雑がみ古紙を大竹市リサイクルセンターが回収し、日本製紙グループの日本紙通商がリサイクルに適した処理をした後、日本製紙の大竹工場と八代工場で段ボール原紙や新聞用紙などの原料として活用する。地域住民とのネットワークを持つ行政と、紙リサイクルの技術および拠点を持つ日本製紙が協力することで、長期にわたる安定的な資源調達とともに、総合的な古紙リサイクルシステムの構築を目指す。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/7号」より