王子ホールディングスは、4月1日付の社長人事を発表した。加来正年代取社長が代取会長に、磯野裕之取締役専務グループ経営委員が代取社長に就任し、矢嶋進代取会長は取締役に退く。
　加来正年（かく・まさとし）氏は1956年1月2日生まれの66歳。福岡県出身。78年九州大学工学部化学機械工学科卒。同年日本パルプ工業入社、2011年王子HD執行役員、12年常務執行役員、同年常務グループ経営委員、13年取締役常務グループ経営委員、19年代取社長社長グループ経営委員就任。その間、王子特殊紙代取社長、王子エフテックス代取社長、王子エンジニアリング代取社長などを務めた。
　磯野裕之（いその・ひろゆき）氏は1960年5月20日生まれの61歳。東京都出身。84年慶應義塾大学経済学部卒、91年マッギル大学MBA終了。84年王子製紙入社、2014年王子HDグループ経営委員、15年取締役常務グループ経営委員、21年取締役専務グループ経営委員就任。その間、王子オセアニアマネジメント代取会長、Oji Fibre Solutions会長、王子マネジメントオフィス代取社長などを務めた。
　〔代表取締役人事＝4月1日〕▽代取会長・加来正年（代取社長、社長グループ経営委員、グループCEO）▽代取社長、社長グループ経営委員、グループCEO・磯野裕之（取締役専務グループ経営委員）▽取締役・矢嶋進（代取会長）
　なお矢嶋氏は6月下旬の定時総会をもって取締役を退任し、顧問に就任予定。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future3/14号」より