リンテックは、主原料に木材パルプを使用し、紙本来の優しい肌合いや筆記適性、そして柔らかな透け感を兼ね備えた特殊紙を開発。“透ける、書ける”という特徴を持つ新製品『SUKEKAKE』(スケカケ)として、4月1日から販売を開始した。
『SUKEKAKE』は、鉛筆やボールペンなどでの筆記適性を備えた半透明の紙。使いやすさを考慮した厚みとコシがあり、オフセット印刷やレーザープリンタでの印字にも対応している。
またリンテックは、『SUKEKAKE』の透明感や厚み・コシを生かし、『SUKEKAKE』で作ったファイルも同時に発売した。プラスチック製クリアファイルの代替品になり、表面に直接書き込みや印刷・印字ができる新しいファイルとして使用シーンも広がるほか、紙製なのでそのままシュレッダー廃棄も可能。同社では今後、包装材料や書籍カバー、メッセージカードなどへの展開も視野に、『SUKEKAKE』の用途提案を強化していく考え。
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/18号」より