製紙メーカーからの値上げアナウンスが再び活発化している。直近ではレンゴー、日本製紙、日本東海インダストリアルペーパーサプライが9~10月からの値上げを表明した。昨秋~冬の価格修正以降、原燃料価格、諸資材価格、物流費は上昇を続け、円安がそれに拍車をかけていることが理由。
■レンゴー
9月1日納品分から、段ボール原紙とその他原紙(白板紙、紙管原紙、チップボール)を15円/㎏以上値上げする。段ボール製品については、原紙値上げ分に加え、段ボール工場でのエネルギーコスト、補助材料、物流経費などの上昇分をもとに、個別に打ち合わせしたいとしている。
■日本東海インダストリアルペーパーサプライ
9月1日出荷分から、段ボール原紙全般と、特殊板紙(チップ・色板、紙管原紙、石膏ボード原紙、シクラ原紙=超耐水性板紙)を値上げする。上げ幅は段ボール原紙が15円/㎏、特殊板紙が15%以上。
■日本製紙
10月1日納入分から牛乳・清涼飲料向け液体用紙容器(エヌピーパック全般、フジパック全般)を値上げする。上げ幅はエヌピーパックが12%以上、フジパックが10%以上。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/15号」より