日本製紙は、日本製紙リキッドパッケージプロダクト㈱のテクニカルセンター(茨城県猿島郡)で、次世代型アセプティック紙容器システム『NSATOM(エヌエスアトム)』の実液充填テスト一貫体制を構築し、このほど実液充填テストの受入れを開始した。
『NSATOM』は、固形物・長繊維・高粘度飲料に対応した紙容器無菌充填システム。発表当初から実機での実液充填テストの要望があったことを受けて、前処理滅菌設備や口栓装着機を含む設備を設置、これによりユーザーの要望に応える柔軟な実液充填テストが可能となった。
テクニカルセンターは、紙パック製品の開発拠点として、最新鋭充填機のほか、前処理滅菌設備や口栓装着機を設置し、実液での充填テストに必要な設備を完備するほか、ユーザー向けに充填機に関する技術講習会も開催している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/19号」より