紙パ関連各社からの値上げアナウンスが続いている。原燃料価格などの高騰でコストアップに拍車がかかる中、原紙の値上げ発表を受けて加工業界にも値上げの波は広がっている。家庭紙分野でも、3強の一角をなす王子ネピアが、今春の大王製紙、日本製紙クレシアに続き、10月からの値上げを表明した。直近のアナウンスは次の通り。
■トーモク…段ボール製品を10月1日納入分から値上げする。上げ幅は段ボール原紙値上がり分+工場コストアップ分。
■王子ネピア…ティシュ、トイレットペーパーなど家庭紙全製品を、10月1日出荷分から15%以上値上げする。
■中越パルプ工業…壁紙原紙を11月1日出荷分から15%以上値上げする。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/26号」より