日本製紙はこのほど、京都府立医科大学との共同研究により、『npi抗ウイルス紙』に新型コロナウイルスに対する抗ウイルス効果があることを確認した。
京都府立医科大学・廣瀬亮平助教のチームが『npi抗ウイルス紙』の紙表面における新型コロナウイルスの生存時間を調べたところ、一般上質紙(186.1g/㎡)のウイルス生存時間が60.4時間だったのに対し、『npi抗ウイルス紙』(186.1g/㎡)は2.5時間だった。
『npi抗ウイルス紙』は通常の印刷用紙と同様に印刷・加工でき、ランチョンマット、紙ファイル、ノート、マスクケース、名刺などに使用可能。2021年12月にSIAA抗ウイルス加工認証を取得している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/24号」より