日本製紙、大王製紙などが、12月~2023年2月にかけての値上げを発表した。対象品種は印刷用紙から家庭紙まで多岐にわたり、各社とも再値上げとなる。前回の値上げ公表後も、原燃料価格や物流経費が高騰し、加えて円安が製造コストを大幅に押し上げていることが値上げの理由。
■日本製紙
包装用紙(晒クラフト紙、半晒クラフト紙、その他)を12月1日出荷分から15%以上、印刷用紙全般と情報用紙全般を2023年2月1日出荷分から15~25%以上、それぞれ値上げする。
■大王製紙
ティシュ、トイレットペーパー、キッチンタオル、ペーパータオルほか家庭用・業務用紙製品全品を、23年1月21日出荷分から20%以上値上げする。
■王子ネピア
ティシュ、トイレットロールなど家庭紙製品全品を、23年1月21日出荷分から20%以上値上げする。
■日本製紙クレシア
フェイシャルティシュ、トイレットロール、ペーパータオルなど家庭紙製品全品を、23年2月1日出荷分から15%以上値上げする。
■北越コーポレーション
印刷・情報用紙を23年1月21日出荷分から15%以上値上げする。
■特種東海製紙
圧着ハガキ用紙、MICR用紙、通帳用紙ほか情報用紙全般を23年1月出荷分から15%以上値上げする。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/28号」より