KPPグループホールディングスはこのほど、日本格付研究所による長期発行体格付で「A-」を新たに取得した。格付の見通しは「安定的」。これによりKPPは、M&Aなどで必要な資金調達の多様化を図る。
日本格付研究所は格付事由として、「グループ国内事業の中核となる国際紙パルプ商事は大手製紙メーカーと幅広く取引があり、出版や印刷などを含めて安定的な顧客基盤を有している。海外では2019年の Spicers 社に続き、20年には欧州最大手紙商のAntalis 社を買収するなど、積極的な事業拡大を図っている」ことなどをあげている。
紙コップの再資源化本社でも開始
KPPグループの国際紙パルプ商事はこのほど、本社での使用済紙コップ再資源化を開始した。
同社はすでに今夏、ザスパクサツ群馬とともに正田醤油スタジアムで使用済紙コップを回収し、これを原料としたトイレットペーパーを製造・利用する取組みを実施している。この取組みの一環として、東京の本社内でも、可燃物として廃棄していた紙コップの再資源化に向け、回収を開始したもの。
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/19号」より