三菱製紙の開発製品が、世界包装機構が主催する「ワールドスターコンテスト2023」 で、「ワールドスター賞」を受賞した。
受賞したのは、三菱製紙の包装用コート紙『バリコート(barricote)』(FSC認証紙)に、カナオカホールディングの水性インクジェット印刷を組み合わせたパッケージ。ロッテのチョコレート『DO Cacao project』製品の一部包装材として採用されている。
『DO Cacao project』は、チョコレートのサステナビリティを目指す製品シリーズで、持続可能な「カカオサイクル」実現のためさまざまな取組みを展開している。そうした製品のパッケージとして、プラスチックフィルムを使用せずにヒートシール性とバリア性を備えた紙製バリア包装材『バリコート』が採用された。パッケージは、『バリコート』とカナオカホールディングのデジタル水性インクジェット印刷機の組合せによって環境対応を追求している。グラビア印刷と比較して版レス、有機溶剤レスなので廃インキを削減できるほか、デジタル印刷での小ロット対応により廃棄在庫も削減できる。 これらの点が評価され、ワールドスター賞の受賞となった。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/13号」より