リンテックは2月15日、可変情報印字用ラベル素材『LVIP』ブランドの新アイテムとして、紙素材ながら耐水性に優れ、各種デジタル印刷機に対応したラベル素材を発売した。
　リンテックは、ラベルの用途やプリンタの出力方式に合わせて選択できる可変情報印字用ラベル素材を、『LVIP』ブランドで展開している。これまでもフィルム素材の代替として、耐水強度に優れた紙を使用したラベル素材を複数開発してきたが、昨今の脱プラスチック需要の高まりを受けて、デジタル印刷機の分野にもその領域を拡大。新アイテムとして今回、レーザープリンタやUVインクジェットプリンタなどの各種デジタル印刷機に対応したラベル素材『LH3121 COC』をラインアップしたもの。
　『LH3121 COC』は、FSC認証林、再生資源およびその他の管理された供給源からの原材料でつくられた環境配慮ラベル素材であり、粘着剤にはバイオマス粘着剤を採用し、ラベル素材の粘着剤層としてバイオマスマークの認定も取得している。耐水強度については、表面基材の紙に、クリーニングタグなどに使われる耐洗紙の製造技術を応用することで、優れた耐水強度を実現した。
　リンテックは今後、多品種・小ロット・短納期対応が可能なデジタル印刷機向けの新規ラベル素材として、食品や飲料、日用品など脱プラ需要の高い製品の表示ラベル向けに提案を強化していく。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future3/20号」より