=小津産業=
小津産業は、2023年5月期第3四半期決算(22年6月~23年2月、連結)を次の通り発表した。以下、単位100万円、%表記は対前年同期比。
〔第3四半期〕
売上高 7,972 (△1.2%)
営業益 439 (△20.9%)
経常益 554 (△14.3%)
当期益 370 (△30.1%)
〔通期予想〕
売上高 10,300 (△2.4%)
営業益 500 (△17.3%)
経常益 540 (△23.7%)
当期益 370 (△33.6%)
○不織布事業…売上高△1.2%、セグメント利益△21.8%。エレクトロニクス分野は光学、製薬向けが堅調だった一方、海外販売は円安の影響を受け、前年同期に比べて売上高は微減、利益面は横ばいとなった。メディカル分野は、衛生材料が堅調だったもののマスク需要が減少し売上高、利益ともに前年同期を下回った。コスメティック分野は国内、東アジア向けともに低調で減収減益。除染関連は今期の採用実績がなく減収減益。グループ各社の状況は、小津(上海)貿易有限公司は中国のゼロコロナ政策の影響はあったが、主にエレクトロニクス分野が堅調で増収増益。ウエットティシュのディプロは前年の反動減から徐々に回復傾向を示し増収増益。アグリ分野の日本プラントシーダーは、国内、海外ともに低調で減収減益。
○その他の事業(除菌関連、不動産賃貸)…売上高△4.0%、セグメント利益△10.5%。
通期予想は、2022年7月公表の業績予想から変更なし。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/8号」より