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紙の業界ニュース

2023/06/19

=定時総会=

 前号に続き各団体における定時総会の模様を、代表者の挨拶を中心に要約して紹介する。
■日本印刷産業機械工業会
 5月24日、都内で2023年度定時総会ならびに懇親会が開催された。開催に先立ち、森澤彰彦会長は次のように挨拶した。
 「2022年の印刷産業機械市場状況についてご報告する。海外市場とりわけEU、北米向けの堅調な輸出に支えられ、また国内においても、補助金などの活用により機械更新が促進され、生産額で対前年比116%、輸出額で同117%の成長となった。
 しかしながら生産においては、生産に必要な部品供給不足によるリードタイムの延伸、原材料やエネルギーコスト、物流費の高騰など、製造コストの急激な増加により、会員各社の経営状況は先行き不透明な状況が続いている。本年度はより一層、会員企業の皆様と知恵を絞り、この難局を乗り越えていきたいと考えている。
 昨年はIGAS2022を、プリプレス&デジタルプリンティング機材協議会との共同で開催。コロナ禍の開催ではあったものの、出展者218社、出展小間数1,876小間、来場者数3万3,078人と成功裡に終了することができた。本年度も国内においては、引き続き、国のさまざまな政策的な後押し、そして、人手不足を背景として、自動化・省力化を実現する設備更新が持続するものと考えている。
 当工業会は本年も、会員企業をはじめとした印刷関連業界発展のために、積極的に事業を推進していく」
 また、定款第13条第2項の規程に基づく新任理事が次記の通り選任された。
【新任役員】▽理事(新任)・加貫泰弘〈加貫ローラ製作所〉▽同・山田周一郎〈富士フイルムグラフィックソリューションズ〉▽同・中谷寿彦〈三菱重工機械システム〉
■東京板紙代理店会
/日本板紙代理店会連合会
 5月24日、11時より東京板紙代理店会、11時30分より日本板紙代理店会連合会の定時総会が紙商健保会館でそれぞれ開催され、2022年度会務概況報告、23年度収支予算案の議案がともに原案通り承認可決された。
 また一部理事の退任に伴い、三瓶悦男〈新生紙パルプ商事〉氏が東京ならびに連合会の副会長に、高上裕二〈三菱王子紙販売〉氏が東京の理事に就任した。 以下は栗原正会長の挨拶要旨である。
 「地球環境に目を向けると、気候変動や環境汚染はますます深刻な問題となっている。環境意識の高まりから脱プラ・減プラヘの取組みが加速しつつあり、リサイクルしやすく環境にやさしい素材としての“紙”に注目が集まっている。紙は文字や活字と共に文化を育み、情報伝達媒体として人類の進化に貢献してきたが、デジタル化が進み、その役割は情報を伝えることから『運ぶ』『包む』機能へと変わってきた。
 今後、人口が増えていく新興国では、板紙と家庭紙の需要増大が見込まれる。これらの素材および製品を安定的に供給することで人々の生活を支え、使用後の製品を回収して原紙原料としてリサイクルする。この資源循環の仕組みをベースに事業活動を行う紙パルプ産業が、循環型社会の実現に向けて果たす役割はますます重要になっている。
 地球環境に寄与し循環型社会実現の一翼を担う紙パルプ産業各企業は、ステークホルダーと共に課題を解決し、より良い関係を構築することが持続可能な成長に繋がると思う。紙製品を生活者の皆様に安定的に供給できる体制を整える。その社会的責任を果たすべく、業界が一丸となって事業活動に邁進していきたいと考えている」

■東京洋紙代理店会/
日本洋紙代理店会連合会
新会長に三瓶悦男氏
 5月25日、11時より東京洋紙代理店会、11時30分より日本洋紙代理店会連合会の定時総会が紙商健保会館で開催。2022年度事業報告などの議案が原案通り可決承認された後、役員の退任に伴う後任者2名の選任が行われ、次のように決定した。
 〔東京洋紙代理店会/日本洋紙代理店会連合会-新任役員=5月25日〕▽会長・三瓶悦男〈新生紙パルプ商事〉▽理事・高上裕二〈三菱王子紙販売〉
 〔同/同-退任理事=5月25日〕▽加藤康次郎〈新生紙パルプ商事〉▽佐藤信弘〈三菱王子紙販売〉
 新会長に就任した三瓶会長は次のように抱負を述べた。
 「今月には、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけも5類へ移行となり、社会活動の活発化に伴った経済回復に期待が持てる。先般のゴールデンウィークでもコロナ禍前の活況が戻ってきた。このような状況下において、われわれ洋紙代理店会としても、従来から取り組んでいる需要回復の活動とともに、DXとの共存やサステナブルな素材として優位性のある紙の提案を業界全体で推進していきたいと思う。
 併せて、前会長時より強く推進している[物流の2024年問題]への対応は、最重要課題と認識している。野村総合研究所の試算によると、ドライバー不足が進み、2030年には『日本全国で約35%もの荷物が運べなくなる』と発表されている。当業界においてもドライバー不足は深刻な問題であり、とりわけ紙の荷積み方法にはノウハウも必要なことから、次世代への対策が急がれる。
 引き続き国土交通省による『荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドライン【紙・パルプ(洋紙・板紙分野)物流編】』に基づき、働き方改革・ホワイト物流推進といった環境改善を進めていく」
■東京都紙商組合
 5月26日、紙商健保会館で第75回通常総会を開催した。冒頭、渡辺昭彦理事長は次のように挨拶。
 「2022年度はコロナ禍による行動制限も段階的に緩和され、当組合においても野球大会ならびに組合記念祝賀会、永年勤続優良社員表彰式典など、従来に比べて簡易形式だが無事に開催することができた。そして本日、こうして第75回通常総会をほぼ従来形式で開催できることを大変嬉しく思う。
 5月8日に新型コロナも感染症分類で5類へと移行し、この先、大規模なパンデミックがなければ今年度も11月の紙商記念日祝賀会、永年勤続優良社員表彰式典も従来の形式に戻して開催できるものと期待している。
 このように経済社会活動もほぼほぼ従来の形に戻ってきたという中で、当組合のコミュニケーション、あるいは親睦、あるいは福利厚生といった本来の目的に向けて、いよいよ活動できるのではないか。引き続き会員の皆さんのご支援ご協力を賜るよう、お願い申し上げる」
 議案審議では、第1号議案において一部組合役員変更の件が審議され、3名の変更が承認された。続く第2号議案も承認・可決となった。
 〔新任役員=5月26日〕▽副理事長・三瓶悦男〈新生紙パルプ商事〉▽常任理事・高上裕二〈三菱王子紙販売〉
 〔同=6月23日〕▽理事・岡良平〈旭洋〉
 〔退任役員〕▽加藤康次郎(副理事長)▽佐藤信弘(常任理事)▽堂前頼久(理事)
                 

株式会社 紙業タイムス社 「Future6/19号」より

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