レンゴーはグループの水性フレキソ印刷事業を再編する。レンゴー100%出資の朋和産業が、金羊社(レンゴー50.1%、朋和産業20%出資)と丸福(レンゴー100%出資)の水性フレキソ印刷事業を8月1日付で譲り受け、同事業を引き継ぐ。
金羊社と丸福の水性フレキソ印刷は、プラスチックフィルムのほか紙や不織布にも鮮明な印刷が可能で、CO2やVOCの排出量が少なく環境に優しい印刷。また朋和産業は、食品・日用品向け軟包装製品を製造販売し、グラビア印刷を用いた製品群を展開している。レンゴーグループは、軟包装製品で豊富なノウハウを持つ朋和産業に水性フレキソ印刷事業を一元化することで、環境配慮型製品の開発を加速させ、多様化するユーザーニーズに応える体制を強化する。
なお、今回の事業譲渡に伴い、朋和産業が保有する金羊社の株式(20%)はレンゴーが取得する。再編により、金羊社はメディアパッケージ事業に、丸福は紙器事業に経営資源を集中する。
【水性フレキソ印刷拠点】▽金羊社宇都宮工場:栃木県宇都宮市▽丸福三好工場:愛知県みよし市
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/7号」より