小津産業は、2021年7月に公表した「中期経営計画2024」の最終年度(2024年5月期)の数値計画を次のように修正した(下線が修正後。修正前とカッコ内の売上高は収益認識基準適用前の数値)。
〔売上高〕170億円→100(140)億円
〔営業利益〕14億円→4.7億円
同社は修正理由として、次のような環境変化を挙げている。
①新型コロナウイルス感染症の拡大長期化
②資源価格、原材料価格の高騰
③見通しの見誤り(原発再稼働の遅れ、安価な外国製WET製品の大量流入、新規業者参入によるマスク製品の過当競争など)
④新規事業探索(M&A、業務提携・資本提携)の遅れ
最終年度である24年5月期については、次記を重点事項として取り組むとしている(以下、抜粋)。
①売上増強…ディプロ製品、過酢酸製剤を重点製品と位置付け拡販する。除染布は電力会社などへの提案と用途開発を進める。
②外部環境変化への迅速な対応
③海外展開の再構築…海外の販売拠点・加工拠点の再構築を検討。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/7号」より