三菱製紙はこのほど、グループの組織合理化と生産効率化のため、連結子会社の㈱カツマタが担う感熱紙加工事業などを9月末を目途に終了し、情報用紙の加工販売事業を営むMOS㈱に譲渡すると発表した。三菱王子紙販売が販売しているユーザーへは、引き続き同社が販売を継続する。
三菱製紙は、事業譲渡後もMOSとの関係強化を進め、情報用紙の拡販につなげる考え。また、カツマタ本社工場の土地売却なども検討していく。
【カツマタ】▽本社:埼玉県朝霞市▽2023年3月期売上高:15億円▽事業:感熱紙の加工など▽主要株主:三菱王子紙販売(三菱製紙の連結子会社)
【MOS】▽本社:東京都港区▽2023年3月期売上高:85億円▽事業:感熱紙の加工販売、記録紙製造販売、ポリ硬貨巻加工販売、オフィス生活用品の販売▽主要株主:三井松島ホールディングス
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/28号」より