新エネルギー・産業技術総合開発機構(=NEDO)はこのほど、2022年度「セルロースナノファイバーの市場及び技術動向調査」を実施し、報告書をまとめた。
バイオマス由来で軽量・高強度などの特長を持つセルロースナノファイバー(=CNF)は、さまざまな用途で利用・開発が進んでいる。また、既存の石油原料由来材料から置き換えることにより、CO2排出量削減にもつなげられる。
NEDOは現在、「炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発(2020年度~2024年度)」の中で、CNFの社会実装に向けた技術開発を進めている。今回の調査では、ナノセルロース(CNF、セルロースナノクリスタル、バクテリアナノセルロースの総称)に関して、技術および市場の国内外の動向を、Web、調査報告、各社プレスリリース、論文・特許情報などによって調査。さらに、企業や有識者のヒアリングおよび検討委員会での議論を通じて、普及・拡大に向けた課題と解決策を整理した。
報告書はwebサイト(https://www.nedo.go.jp/news/other/ZZEF_100041.html)からユーザー登録のうえ、閲覧できる(無料)。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/9号」より