大王製紙は、物流2024年問題への対策の一つとして、ダイオーロジスティクスが運営する工場併設物流センター「エリエールロジスティクスセンター富士南陵」(静岡県富士宮市)、「エリエールロジスティクスセンター富士北山」(同)の2拠点に、フランス・BALYO社製の無人フォークリフト「AGF(Autonomous Guided Forklifts)」を計6台導入する。24時間稼働の大型物流センターに無人フォークリフトを導入することで、倉庫内業務の働き方改革を推進する。
AGFは、360度のLiDARセンサーと安全センサーを搭載し、独自のアルゴリズムでマッピングを生成して自身の位置を特定するため、倉庫地面にガイドや磁気ライン、柱への反射板などの設置が不要で、製造ラインを停止することなく導入できる。大王製紙は、ほかの物流センターへの導入も検討しており、さらに、生産した商品を積み付けるパレットにRFIDを貼付することで、倉庫からパレットを運び出した際に自動的に在庫減を認識する仕組みの導入も検討している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/23号」より