レンゴー連結子会社のトライウォール社(香港)は、同社の100%子会社を通じて、スペインのGestora Comercial Internacional社(=ジェコインサ社)の持分100%を取得した。
ジェコインサ社は、重量物包装資材の製造販売、倉庫管理、物流事業をスペインを中心にポルトガル、モロッコでも展開している。レンゴーは、トライウォールグループを通じて、段ボールをはじめとする重量物包装資材事業をグローバル展開しているが、今回のジェコインサ社買収により、イベリア半島、モロッコまでグループネットワークを拡大する。
【ジェコインサ社】▽所在地:マドリード▽出資者:トライウォールグループ100%▽事業内容:重量物包装資材(段ボール、木材梱包、木材パレット)の製造販売、倉庫管理、物流サービス▽2022年12月期売上高:2億2,400万ユーロ(約35億3,900万円)▽事業拠点:ポンテベドラ・ビーゴ工場(登記上本社)▽マドリード・バルデモロ本社工場▽マドリード・アルカラ倉庫▽トレド・セセーニャ倉庫▽トレド・ボロクス倉庫▽タンジェ工場(モロッコ)
ISCC PLUS認証を取得
レンゴーは、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS認証(国際持続性カーボン認証)を取得した。
認証方式はマスバランスで、レンゴーは今後、同認証のバイオマス原料を割り当てたバイオマスポリプロピレン(PP)フィルムを展開していく。グループ企業のサン・トックス、朋和産業もすでに同認証を取得しており、グループ全体で原反から製品取扱いまでのマスバランスのトレーサビリティが完成したことになる。
ISCC PLUS認証は、EUの再生可能エネルギーのガイドラインに準拠した国際認証。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/6号」より