ハビックスはユニ・チャームと共同で、使用済紙パンツから再生したパルプを再利用する取組みを開始する。再生パルプを配合した紙パンツ用原紙をハビックスが生産し、ユニ・チャームの紙パンツ用に供給することで、使用済み紙パンツの循環型リサイクルに貢献する。生産開始は2024年1月。
「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」が制定されるなど、紙パンツのリサイクルが環境課題として注目されている。ユニ・チャームは、使用済み紙パンツの再資源化を目指すプロジェクトを15年から開始し、再生パルプの生成技術を開発して大人用紙パンツに配合、介護施設でテスト使用を行ってきた。ここに今回、ハビックスが加わることで、水平リサイクル商品の供給量を拡大させる。ハビックスは、ユニ・チャームの「Recycleに触れる機会を増やし“紙パンツのRecycleは当たり前”という意識を醸成する」という理念に賛同し、この取組みに参画したもの。
なお、使用済み紙パンツの再生パルプは、オゾン処理技術で殺菌・漂白・脱臭し、新しい清潔なパルプに再生されている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/20号」より